日産自動車、速度60km/hから自動ブレーキで止まる「衝突回避支援コンセプト」を開発 - クルマ - Tech-On!
日産自動車は2010年7月に開催した先進技術説明会で、速度60km/hから自動ブレーキで止まる「衝突回避支援コンセプト」を開発、実験車両によるデモンストレーションを実施した。 (中略)
これまで日産はACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)などを実現するためにレーザレーダを用いていた。一方、今回のシステムはACCとは異なりミリ波レーダを使っている。同社は「ACCを含めてミリ波レーダを使う方向にある」とした。
同社は速度60km/hで停止している車両に向かう場合、5m手前で40km/h以下の速度ならぶつからず止まれるという。自動ブレーキで必要となる油圧は横滑り防止装置の増圧機能で作り出している。
性能面では、ミリ波レーダーに優位性があるということなのでしょう。
スバルの「アイサイト」は、カメラの画像処理によって30km/h以下での衝突防止を実現していますが、60km/hだと処理速度が限界かもしれません。
ただミリ波レーダーだと、10万円といった低価格を実現するのは厳しいでしょう。 倍の速度だからといって、ユーザーが倍のお金を出してくれるとは限りませんからね。
ホンダのレーザーレーダー
「ホンダによると「技術的にはフルブレーキをかけることも可能だが、レーザーレーダーでは対象物が“何か”までは特定できないため、あえて制約を付けている」という。」
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/m/04/
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070730/137115/
必ずしも「ホンダはずっとミリ波レーダーで」あったわけではないようですね。
ダブリン市民からホンダのレーザーレーダーへの返信
コメントありがとうございます。 不確かな情報かもしれないので、当該部分は削除しました。
2000年の広報発表によると、HiDSの初期の公道実験車両では、レーザーレーダーが使われていたようです。
http://www.honda.co.jp/news/2000/c000321.html
HiDS2003年のアコードで初めて市販車に搭載されましたが、その時はレーザーレーダーだったようです。
2005年のインスパイアからはミリ波レーダーに変わっています。
実用化されて10年に満たない技術ですが、ミリ波に切り替わって5年では「ずっと」というのは言い過ぎでしたね。
ご指摘頂いた『ヒューマンエラーを防ぐための“アシスト”機能を活用する』という記事は2005年頃で、ちょうど切り替わる時期だったのでしょうね。 「HiDSのシステム構成」という図を見て頂ければわかるとおり、ミリ波レーダーと書いてあります。