軽自動車、燃費向上のターゲットは30km/L

軽自動車各社、燃費向上への取り組みが加速|GAZOO.com

ダイハツが11年に発売するのはコンセプト車「e:S」(イース)をベースにした新型軽乗用車。車両の全長を一般的な軽より短くし車両重量を700キログラムに抑え、アイドリングストップ機構などの技術を駆使し超低燃費を目指す。軽の販売の主力は「タント」などのスペース系の商品だが「徹底して燃費を追及するイースのような商品と、使い勝手の良いスペース系の商品という両極端の技術で戦う」(伊奈功一ダイハツ工業社長)という戦略だ。
 
ホンダも30キロメートル/リットルをベンチマークに軽の燃費向上を目指す。ダイハツと異なるのは「軽規格をフルに使い顧客ニーズにかなう空間を確保しながら燃費も向上する」(川鍋智彦本田技術研究所社長)という点だ。(中略)
 
軽自動車の目下の課題は15年の燃費基準をクリアすることだ。軽の重量区分では20・5~21・8キロメートル/リットルの基準が設定され、従来にない厳しい目標と言われている。軽が不利なのは、コストや搭載スペースなどの面でハイブリッドシステムを搭載しにくいことだ。
 
ホンダは長期的には軽へのハイブリッドシステムの搭載を視野に入れるが「軽への搭載はできないかもしれない」(伊奈ダイハツ工業社長)という見方もある。20年燃費基準の検討も始まっており、ガソリンエンジンでどこまで燃費を高めていけるかが軽メーカーの大きな課題になる。

「e:S」を出すくらいなら、ミゼットⅡを復活してもらいたいけどね。