貯金よりも流行を追い求める？ 「バブルさん」が捨てられない“若さへの執着”｜バブルさんとゆとりちゃん｜ダイヤモンド・オンライン
――なるほど。僕はバブル世代に独特の「青春を引きずっている感じ」についてなぜなのかずっと考えていたのですが、やはり男は男らしく、女は女らしくっていう教育を受けてきたからではないかと思っています。僕が子供の頃は、「男も女も一緒。男女平等」って言われて育ったんですよ。その違いが大きいのではないかと。
「なるほど。だからバブル女はいつまでも女であろうとし、バブル男はいつまでも男であろうとする。そして下の世代から見ると、それが不思議に思えるわけですね」
ひょっとすると、今の日本に元気がないとすれば、男は男らしさから開放されて、女は女らしさから開放されて、それぞれが“やせ我慢”を止めたからではないか、という気がした。
そういうのもあるかもね。
20年前のバブル男子だって、経済的に余裕があったわけじゃなくて、カップ麺すすってソアラに乗るとか「やせ我慢」をしていたわけで、そういう積み重ねが国内消費を支えていたんだろうね。
今の男子が草しか食わないのも、ある意味健全ではあるのだろうけど、生命力がか細いような気がします。 人類という種が、黄昏に入りつつあるのを現しているのかもしれません。