排気量をモノサシにするのはやめましょう

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良い不当表示か悪い不当表示か、排気量をモノサシにするのはやめましょう - 日経Automotive Technology - Tech-On!

排気量が小さいという印象を弱めるためか、ドイツDaimler社は名前を一ひねりした。同社は排気量1.8Lのダウンサイジングエンジンを開発して、メルセデスベンツ「Eクラス」「Cクラス」に積んだ。同社のクルマの名前は排気量をccで表示した数字の上3桁を並べることが多いので、素直には「E180」「C180」になるのだが、それをしなかった。Eクラスを「E250CGI」、Cクラスを「C200CGI」とした。
 
実力相応なので何もやましいことはないのだが、「昔から数字は排気量を示すものだ」と考えている頑固者が見れば“不当表示”である。
 
この不当表示、かなり横行している。トヨタ、レクサスもメルセデス方式の名前の付け方をしているのだが、ハイブリッド車は数字がエンジンの排気量と違う。「LS600h」のエンジンは排気量が5L、「GS450h」と「RX450h」は3.6L、「HS250h」は2.4Lだ。

PCのCPUでも、昔は動作周波数でグレードを表していましたが、今は性能を表すインデックスで表示しています。 ですから、クルマでも特に問題はないように思いますが。