日産、世界生産400万台-今期計画8%上方修正:日刊工業新聞
日産自動車は2010年度の世界生産台数を当初計画より8%上方修正し、408万8000台(前年度比30%増)に設定した。過去最高を更新し、初の400万台超えとなる見通しだ。世界主要地域すべてで上方修正した。国内生産は9月末のエコカー補助金終了による反動減を対米輸出で補完し、当初計画比7%増の120万5000台(同17%増)に見直した。11年度上期も増産傾向が続くと見ている。ただ円高や原材料高などの不確定要素が多く、業績については依然として下振れリスクが残る。
日産の10年度の世界生産計画の内訳は、上期(4月―9月)が約193万3000台、下期(10月―11年3月)が約215万6000台で、いずれも半期で過去最高水準となる見通し。当初計画に比べ、世界全体で年間31万1000台を上乗せした格好だ。
国内生産の計画は上期が58万7000台、下期が61万8000台。
面白いもので、業績が良い時は発表のタイミングも早めになるんですよね。
【決算】「見通しを上回る好業績」、日産自動車の2010年4~6月期は増収・営業増益 - クルマ - Tech-On!
2010年4~6月期の全世界の販売台数は、前年同期比32.0%増の95万4000台だった。同時期の比較における全需の増加率は19.4%(1524万台→1819万台)であり、同社の増加率はこれよりも10ポイント以上高い。地域別に見ると、日本と中国では全需の増加率を若干下回っているが、北米と欧州では非常に好調だ。特に欧州では全需が前年同期よりも減ったにもかかわらず、同社の販売台数は20.8%も増えた。 (中略)
北米の販売台数は前年同期比23.2%増の27万8000台、そのうち米国の販売台数は同22.6%増の21万2000台だった。米国の実績については、当初の見通しよりもかなり上振れしているという。その理由について田川氏は「特に新車の効果があったというわけではなく、製品ラインアップがよかった」と語る。具体的には「Altima」「Sentra」「Rogue」「Versa」(日本名ティーダ)が好調。さらにリーマンショック以降は販売が落ち込んでいた大型のSUVやピックアップ・トラックの需要も戻りつつあり、「PATHFINDER」「TITAN」なども売れ始めている。販売奨励金には、販売台数の増加に伴い全体の額は増えているが、1台当たりの額は減っている。「この(販売奨励金ではなく製品のよさで売れるという)傾向は、今後も続くと見ている」(田川氏)。
昨年は中国一本足といった印象でしたが、今期は北米、欧州もバランスよく売れてますね。 特に欧州で売れてるのはすごいです。
いまモメンタムは日産に来ている気がします。 この勢いのまま、リーフ発売でEVが離陸したらすごいですね。