64bit版 Windows 7 Home Premium DSP が届いたので、昨夜 M51 にインストールしました。 結局、HDDは180GBのをそのまま使いました。
インストールは順調で、チップセット(Intel 915GV)も自動で認識されたのですが、915GV内蔵ビデオのドライバーだけはインストールされず、標準VGAのままでした。
Windows 7 における 915GV内蔵ビデオのドライバーについては、ある程度把握はしていました。
グラフィックス — 過去のインテル® グラフィックス・コントローラーの Microsoft Windows 7* オペレーティング・システム対応状況について
Microsoft Windows 7* オペレーティング・システム (OS) は、2 種類のグラフィックス・ドライバー・モデル: Windows* Display Driver Model (WDDM 1.0 & 1.1) および以前の Windows* XP Driver Model (XPDM) をサポートしています。WDDM ドライバーは 3D GUI の新しい使用感を実現しています。一方、XPDM ドライバーは Windows XP に類似したユーザー・インターフェイスを提供し、Microsoft Aero* ユーザーインターフェイス等の Windows 7 OS に特有の機能には対応していません。
以下に記載されている過去のインテル® グラフィックス・ドライバーでは、XPDM ドライバー* のみが利用可能です。
* モバイル インテル® 915GM/GMS, 910GML Express チップセット・ファミリー
* インテル® 82915G/82910GL Express チップセット・ファミリー
* インテル® 82865G グラフィックス・コントローラー
* インテル® 82852/82855 グラフィックス・コントローラー
* インテル® 82845G グラフィックス・コントローラー
* インテル® 82830M グラフィックス・コントローラー
* インテル® 82815 グラフィックス・コントローラー
* インテル® 82810 グラフィックス・コントローラー
つまり「Vista以降のドライバは提供しないよ。Xpのドライバを使ってね」ということなんだろうと。
だけど、64bit版 Windows 7 に、915GV用の Xp 64bit版ドライバーをインストールしようとしても、「このOSはサポートしていません」って感じのメッセージが出て弾かれてしまいます。
で、標準VGAドライバしか使えないということは、Direct X が使えない(もちろん OpenGLも)ので Google Earth も動きません。
つまりは事実上、Windows 7 で 915GV内蔵ビデオは使えないということなんですね。
これは Intel だけが悪いわけじゃなくて、AMDも Direct X9世代のビデオカードは Windows 7用ドライバは提供しないと言っています。
という訳で、仕方なく PCIバス接続のビデオカードを買いましたよ。
Radeon HD2000シリーズ以降では、Windows 7 のグラフィックスドライバモデル「WDDM 1.1」がサポートされるということなので、HIS の ATI Radeon HD4350 H435H512PP(ファンレス) の中古を落札しました。
このHISというメーカーは、未だに PCI のビデオカードをリリースしている貴重なところで、先日も新製品を出していましたね。
DirectX 11対応のPCIビデオカードが初登場、Radeon HD 5450を搭載した「HIS 5450 Silence 512MB DDR3 PCI DVI/HDMI/VGA(H545H512P)」がHISから発売された。
実売価格は10,480円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Radeon HD 5450搭載カードはこれまでにPCI Express対応モデルのみが発売されており、PCI対応モデルは今回が初。DirectX 11に対応した初のPCIビデオカードでもある。ファンレスである点やLowProfileサイズにも対応する点(ブラケットが付属)は多くのPCI Expressモデルと同様だ。
自分はゲームはしないので、性能はどうでもいいのですが、DirectX 11対応が必要な人には選択肢になるでしょう。