ホンダ、国内販売計画引き下げ

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asahi.com(朝日新聞社):ホンダ、国内販売計画引き下げ エコカー補助終了響く - 愛車

ホンダは31日、2010年度の国内の自動車販売計画(当初計画は65万5千台)を62万台に引き下げたことを明らかにした。昨年9月に政府のエコカー補助金が終わった後の販売の落ち込みが大きいため。11年度の販売計画(同63万5千台)も60万台程度に引き下げる方向で、国内販売は当面厳しい状況が続くと見込む。

「あえて強気」の計画だったハズでしたが、あえなく後退してしまいましたね。

ホンダが今期営業利益予想を上方修正、円高でも利益出せる体質に (ロイター) - Yahoo!ニュース

ホンダ<7267.T>は31日、2011年3月期の連結営業利益(米国会計基準)予想を従来の5000億円から6200億円に24%上方修正すると発表した。前年比では70.4%の増益となる。
 
同日会見した近藤広一副社長は「1年前は1ドル90円ベース、四輪車の販売が90万台として、四半期に1000億円程度の利益を出せる収益体質ができたとしたが、今は1ドル85円ベースで1000億円を出せるようになった」と説明した。(中略)
 
一方、11年3月期の四輪車世界販売台数見通しについては、従来の361万5000台から358万台に下方修正した。今期の国内販売台数を引き下げたためで、近藤副社長は「エコカー補助金終了後の国内販売の落ち込みが大きかった」と語った。ただ「1月に入ってからお客さんが戻ってきている。予測よりもいい方向に推移しており、今後1、2カ月は様子を見たい」と述べた。
 
10年4―12月の連結営業利益は前年同期比95.6%増の5235億円。通期予想に対する進ちょく率は84.4%。北米でライトトラックの全体需要が回復し、スポーツ多目的車(SUV)「CR─V」などが販売を伸ばしたほか、中国やインドなどの新興国でも販売が好調に推移した。二輪車の販売もアジアを中心に伸び、第2・四半期決算発表時に公表した通期営業利益見通しの5000億円を3カ月前倒しで達成した。
 
ホンダは北米販売が世界販売の約4割を占めるが、近藤副社長は11年3月期の米国販売台数については128万台程度とし、その上で「来期は10%くらいアップさせたい」と述べた。販売車種の構成についても「CR─V」や「オデッセイ」などが好調で、収益面の改善にも期待を込めた。

1ドル90円」が3四半期で「1ドル85円」まできたんですが、それでも甘かったようです。 これから1ドル80円で四半期あたり1000億円を目指すのでしょうが、市場は半年も待ってくれないかもしれませんね。

〈会見概要〉ホンダ10年4~12月期連結決算説明会|GAZOO.com

―欧州販売の不調の要因は
 
近藤副社長「一番大きなのは全体市場が落ちていることだ。ホンダの落ちが大きいのは、ディーゼルが2・2リットルしかない点、『シビック』などの商品のライフサイクルが末期になっている点が響いている。インセンティブ競争も厳しいし、来期は良くて今期並みになるだろう」
 
―欧州メーカーはユーロ安を生かして第三国で攻勢をかけているのか
 
近藤副社長「米国がそういう状況だ。欧州メーカーの攻勢が今までにも増して強い。中国、南米などの新興国は現地生産が中心だから、為替の恩典はKD部品にとどまる。いずれにしても、来期も相当アグレッシブに販売攻勢を仕掛けてくると見ている」
 
―海外のハイブリッド車(HV)販売で苦戦している。立て直し策は
 
近藤副社長「欧州には今年、『フィットハイブリッド』を市場投入するが、基本的な戦略に大きな変更はない。欧州はHVよりもディーゼルエンジンが主流だし、HVはどうしても売価が高い。確かに苦戦はしている。HVの主要市場である日本、北米、欧州で言うと、ガソリン価格がどうなるか影響する。もうひとつは次の進化をやらないと、さらに拡販を進めていくのは難しい。次世代HVを開発中なので、それに期待したい。来期の販売に関しては細かな数字は持っていないが、米国は『インサイト』『シビック』『CR―Z』で4万~5万台を販売する。日本では10万台以上を売りたい。欧州は円高の影響もあってなかなか厳しい。2万~3万台くらいで見ている」

ジャズに積めるディーゼルがあればいいんでしょうけどね。 潮流を見誤ったツケですが。
でも欧州への依存度が低い方が、あとあと傷が浅くて済むことになるかもしれませんけどね。