学生はなぜ就職できないのか 超・国内志向の若者を待ち受ける「就活の悲劇」|財部誠一の現代日本私観|ダイヤモンド・オンライン
「“就職氷河期”という言葉はリクルートが創った言葉ですが、それが(現状に)当てはまるとは思っていません。大手企業が新卒を一括、大量採用することが前提だった時代にあって、(バブル崩壊後に)あの大手もこの大手も採用を凍結するという事象が起こり、それを就職氷河期と表現しましたが、今は違います。苦しくても新卒を採用したいという企業は多い」
リクナビの岡崎仁美編集長のコメントだ。(中略)
「(採用時に)量より質という方向性が厳格に貫かれている中で、需給バランスだけでいうと、学生はどこでも就職できる数字になっている。しかし実際は、(人事部は採用枠を)採り切らないまま採用をやめたり、中途採用と新卒採用にこだわらずに採用したりというような中で(新卒の)就職難という事態が続いている」
「求人数は前年比2割減が2年続いたため、求人の絶対数を09年卒と11年卒で比較すれば4割近く減っている状況です。しかし大学院生も含めた求人倍率は、厳しい厳しいと言われながらも1.28倍。数的なバランスで言えば、就職したい学生より、企業の求人数が上回っている」
何度も書いていますが、就職活動をする時期になってから危機感を持っても遅い訳で、生まれて20数年間の積み重ねがちゃんと現れるんだと思いますよ。
成績が平凡でも、「コイツ、ちょっと面白いな」と思ってもらえるかどうか。 「人間力」というか、どのくらい伸び代があると感じさせるかが大事なんじゃないかな。