部下も、上司も、み~んな“思考停止症候群”?!:日経ビジネスオンライン
リーダーシップ――。確かに便利な言葉だ。
チームとしての成果が上がらず、チームとしての一体感に欠ける時、「結局、リーダーシップがないんだよ」という一言が使われる。リーダーシップは大切である。リーダーシップが取れなかったことで、問題が生じたり、問題が解決されないことはあるだろう。
だが、「“リーダーシップがない”という、大局的には間違ってはいない一言が、今、そこにある、“なぜ?”を消滅させる」と、この相談役は語った。
“なぜ”起きたかを追求している時に、「結局、リーダーシップがないんだよな」と誰かが言った途端、すべての問題がリーダーのせいになり、「リーダーシップのあるヤツに変えるしかない」と、問題の本質が議論されないままになってしまうというわけだ。
そうそうそう。 「間違ってはいない」言葉で一般論にしちゃうというやつ。 誰も反論できないですよね。
でも「間違ってはいない」だけで、「真の原因ではない」んですけどね。
「コミュニケーション」に関しては、実際にそれについて他の係長と口論になったことがあります。
「コミュニケーションがない」なら、何か仕掛けを考えてコミュニケーションが取れるようにするのが職制でしょう。 個人的努力に期待するのは、精神論と同じだと。
究極は、コミュニケーションをとろうと意識する必要がないくらい、組織や作業手順が練りこまれていることです。 そうすれば「阿吽」でも仕事ができるかもしれません。