福島第1原発、想定津波はたったの5m

福島第1原発:東電、津波は想定外 揺れは設計基準内 - 毎日jp(毎日新聞)

東京電力は19日、福島第1原発6号機が東日本大震災で観測した揺れの強さについて、東西方向431ガル(ガルは加速度の単位)▽南北方向290ガル▽上下方向244ガルだったと明らかにした。加速度の数値が大きいほど揺れが大きいとされる。設計上の基準値は、東西448ガル▽南北445ガル▽上下415ガルで、どの方向の揺れも想定以内に収まっていたが、東電は「津波の影響が大きかった」と説明している。(中略)
 
東電によると、同原発は土木学会の基準に従い、約5メートルの津波を想定して設計されたという。実際にはそれを上回る津波が押し寄せたとみられる。緊急炉心冷却装置(ECCS)を駆動するための非常用電源が6号機を除いて使えなくなり、外部からの受電設備も水没した。(中略)
 
大竹政和・東北大名誉教授(地震学)は「福島第1原発の建設前の津波の評価が過小だったことが証明された。日本ではすべての原発が海に面している。他の原発についても、津波の評価が十分かを点検する必要がある」と話す。

普通は過去最大の津波に、さらに安全率を掛けて設計するものです。 5mなんて高潮レベルじゃないですか。
想定外どころか、「津波なんて来るはずがない」と思っていただけだと思います。