JX、根岸製油所が来週にも生産再開

【東日本大地震】JXエネルギー、根岸製油所が来週にも生産再開 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

JX日鉱日石エネルギーは、同社の関東地方で最大の生産能力のある根岸製油所が来週中にも石油製品の生産を再開できる見込みを発表した。
 
同社は、東日本大地震の影響で、仙台製油所、鹿島製油所、根岸製油所の操業が停止した。仙台製油所と鹿島製油所は損傷が大きく、復旧の見込みはたっていない。
 
東日本地域ではガソリンなどの燃料不足が深刻化しているが、根岸製油所は、16日から稼働中の他製油所からの石油製品の受入を開始しており、今後、燃料不足は解消に向かう見通し。
 
また、稼働中の製油所でも石油製品を増産し、他の製油所・油槽所(中継基地)へ石油製品の転送することで、東北・関東地区への供給を増強する。
 
室蘭製油所では、東北地区の日本海側の油槽所への転送を開始している。国、自治体が優先する先や救命、救急に関わる先を最優先に供給する。
 
さらに、韓国からの石油製品輸入、他の石油会社からの製品購入なども実施していくほか、輸出用石油製品の国内向けへの振り替えを実施する。
 
被災による東北地区のタンクローリー不足対策として、西日本から東北地区へタンクローリーを搬送し、東北地区の陸上運送体制を強化する。

今の日本を人間に例えると、上半身の左半分に大やけどを負っているようなものです。 そのうえ、左脇腹を銃で打ち抜かれて失血しています。

こうなると、人間のカラダはショック状態に陥ってしまいます。 放っておくと死に至ります。

いくら言葉で「ガソリンは足りている」、「食料は足りている」と言っても、現実にほとんどのGSが品切れで臨時休業だったり、スーパーの棚が空っぽだったりすれば、疑心暗鬼になるなという方がムリな相談です。

日本だからまだこの程度で済んでいますが、外国なら暴動になってもおかしくないです。
今朝なんて、狭山日高IC近くのセルフの開店待ちの車列が1kmくらい続いていましたよ。 職場の人に電話したら、朝の5時から並んでようやく買えたという人もいました。
本当に必要で困ってないと、そこまでして買わないでしょ?

東日本大震災:石油備蓄、取り崩し - 毎日jp(毎日新聞)

海江田万里経済産業相は14日、被災地を中心に国内でガソリンや軽油などが入手しにくくなっているため、民間備蓄から国内全体の3日分の消費量に相当する126万キロリットルを取り崩すと発表した。取り崩しは91年の湾岸戦争、05年の米国での大型ハリケーン「カトリーナ」の影響で国際的に供給が滞って以来3回目。首相官邸で報道陣に答えた。

原油の備蓄を3日分放出すると決定したのが、地震から三日目というのは「Too little, too late」ですし、そもそも精製所が動いていないのですから効果が薄いです。
地震翌日には、海外からのガソリン緊急輸入を決定していれば、ここまで消費者心理が緊迫しなかったように思います。 

ある程度の地域に1店舗は「ガソリンが品切れにならないGS」を設定して、24Hで買えるようにするべきでしょう。 その代り、価格はレギュラー 200円/Lでもいいです。 本当に困っている人なら、それでも買うでしょうから。