Wave110i は短距離通勤には向かない

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本日あらためて思ったことです。

Wave110i の「故郷」であるタイを考えてみると、バンコクのような大都会を除けば、信号は少なかったりします。 主要幹線の移動速度は結構高い(70km/h以上)です。
そんな流れのよい道を走って、二人乗りで30km離れた隣の町まで買い物へ、という使い方がよく見受けられます。 これはマレーシアやインドネシアでも同じです。

そんな使用状況を反映しているのか、Wave110i の減速比はかなり高いように思います。 ダッシュは効きませんが、高速巡航はラクチンです。 出力特性も意図的にかわかりませんが、パワーバンドに入らないと反応が鈍いです。

翻って日本の交通事情は、市街地では500mごとに信号があって、たびたび引っかかります。 シグナルGPのように0-60km/h加速の良さが求められます。
高齢化社会を反映してか、高齢者が運転する遅い軽自動車(に限りませんが)に阻まれて、走行ペースは上がりません。

自分の通勤距離は13kmくらいですが、所要時間は24分±5分というところです。 信号は17箇所あります。 休日出勤のときは20分切りそうなときもありますが、信号運とクルマ運が悪いと30分近くになります。
いつも走っているので、「このペースだとあの信号に引っ掛かっちゃうな」とか、「ここですり抜けすれば、信号が変わる前に最前列に出れる」などと計算して走っています。

そういうセセコマシイ乗り方をするには、Wave110i は向いていないと思うのです。
同僚で秩父から狭山まで片道60kmをバイクで通っている人がいますが、そういう遠距離通勤ならいいかもしれませんね。 燃費もいいですし。
ただ、1日おきで給油しないといけませんけどね。

というわけで、やはりWaveにはツーリングマシンとして活躍してもらった方が良さそうです。