0勝3敗1分け

昨日、今日と関東地方は良いお天気でした(今日はちょっと風が強かったですが)。
こんな週末に限って、しょうもない用事があって家を空けられなかったりするんですよね。 困ったものです。
というわけで、溜まっていた Wave110i 用パーツのフィッティングを行ってみます。

まずは比較的簡単なリアショックからいきましょう。

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と思ったんですが、これが結構手間が掛かります。 グラブレール(ウチの場合はリアキャリア)を外さないと、サイドカウルが外れません。

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サイドカウルは完全に外す必要はなくて、これくらいズラせればショックユニットの取り外しは可能です(写真は外したあと)。

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取り外した純正と、Racing Boy のショックユニット(330mm)を比べてみます。 結構長さが違いますね...
測ってみたところ、純正の取付長は315mm程度でした。

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試しに取り付けてみると、こんな感じ。 反対側はまだ純正がついています。

おそらく取り付けられなくはないと思うのですが、タイヤ変更で既にセンタースタンドを掛けていても前後輪が接地しています。 この状態でリアショックを長くすると、センタースタンドが浮いてしまいそうです。
という訳で、潔く撤退することにいたします。


お次はエキパイおよびブレーキペダル&ステップバーです。 まずはブレーキペダルから。
Wave110i のブレーキペダルは、支点がセンタースタンドのシャフトと同軸になっています。 なので、センタースタンドのシャフトを抜くところから始めなければなりません。 これが非常に難儀でした。

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なんとか取り外したブレーキペダル(下)を、カブ110(上)のと比較してみます。 ロッド取り付けアームを基準にすると、ペダル先端の高さが結構違いますね。
ちなみに、シャフトにはグリスを塗った痕跡がまったくありませんでした(汗)。

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上から見ると、取り回しの違いがよく分かるかと思います。 あと支点部の幅がカブ110用の方が広いですね。 これは削ればなんとかなりそうです。
ところで、カブ110のブレーキペダルは使えるのでしょうか?

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残念ながら使えません。 実はセンタースタンドのシャフトの太さが違うのです(Waveの方が太い)。 このあと復元したのですが、センタースタンドのシャフトを入れるのが大変でした。


じゃあ、ステップバーの方はどうでしょうか?

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カブ110(上)に比べて、Waveの方が20mm(片側10mm)幅広いようです。 その分、取付面からステップまでの高さも少し高いです。

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Waveのブレーキペダルと組み合わせるとこんな感じになります。

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こちらはノーマル。 クランクセンターを基準にすると、Waveの方が15mmくらい高く、5mm前に出ている感じですね。

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ステップバーにペダルが当たっていますね。

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地面からペダルまでの高さは約235mmです。

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実はノーマル状態のWaveでも、ペダルとバーは当たっています。

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でも地面からの高さは約280mmあります。

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シフトペダル側も載せておきます。 この状態で跨ってみましたが、ペダルの高さが下がったぶん、膝の角度が緩くなってポジション的にはラクな感じです。 ペダルの操作も、違和感なかったです。
カブ110のステップバーは、単体としては装着可能ではあるものの、Waveのブレーキペダルとの相性をクリアしなければ実用は難しいでしょう。


最後にエキパイです。

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カブ110のステップバーと組み合わせると、こんな風に通すことになるはずです。

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ただ250TRのマフラーと組み合わせるには、30mmくらい長すぎるようです。

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そんなことより、問題はヘッド側の角度がまったく合わないことです。 

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この角度というのは2方向あります。 一つはシリンダーヘッドのフランジ面の角度で、旧型エンジンでは7、8度後ろ向きに出ているのに対し、新型は2、3度前側に出ています。 結果的に10度くらいアンマッチになります。

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もう一つはエキパイの内振りの角度です。 新型ではシリンダーヘッドの排気口がより車体の中心に寄っているようで、旧型用のエキパイだと角度が足らないみたいです。

これについては、炙って曲げればなんとかなるかもしれません。 車体長さ方向で短くなるのも好都合ですし。
とはいえ、フランジ面の角度についてはかなりの修正が必要です。 いっそ新しくエキパイを作った方がラクかもしれません。


という訳で、完全に復元して本日の作業は終了です。 成績は3敗(リアショック、ブレーキペダル、エキパイ)1分け(ステップバー)という惨憺たるものでした。 1分けも「限りなく敗戦に近い」内容ですが、次につながるものだと思います。
センタースタンドのシャフトをグリスアップできたのが、唯一の成果かもしれません。