今日の男湯は和風風呂だったので、展望露天風呂に浸かりながら夕日を見ることができました。
山に沈む夕日は、最後の最後、太陽が小さな点になって完全に消えるまで、ハッキリと見ることができますね。
でも夕日とはいえ、太陽を直接(しかも長時間)凝視するのは、目にはかなり悪いです。 ただでさえ長距離のツーリングで、目を酷使しているだけになおさらです。 気をつけましょうね。
「道の駅 ちぢみの里 おぢや」は、夜22時までやっています。 入浴料は大人900円と結構しますが、タオルと館内着を貸してくれます。
夕日と温泉を堪能したら、館内着に着替えて食事処へ。 ビールが飲みたいのをこらえて、食事にします。
「へぎそば」二人前(五合)です。 「へぎそば」とは、つなぎに「ふのり」を使用した蕎麦のことです。 つるっとしたのど越しで、個人的には結構好きです。
ほかに冷奴ともつ煮も頼みました。 おかげでお腹がいっぱいです。
ナイターを見ながら寝そべって、今後のことを考えます。 ここへ来ることを決めたときに、既にハラは固まっていたんですけどね。
09:14 お待たせしたね。 おかげでリフレッシュできました。 さあ、帰ろうか。
元々、ここで三泊目をしても、明日はただ家に帰るだけの一日になる予定でした。 だったら、今から帰れば夜2時過ぎには帰宅できるはずです。 そうすれば明日はゆっくり休養できます。
小千谷から自宅までは230km余り。 平均時速50km/hで走れば、休憩を入れても5時間で着くでしょう。
R17を走り始めて、R352との交差点を過ぎたところにコンビニがあったので、アリナミンVを補給します。 リポDを飲んだあとに、さらにもうひと踏ん張りしなければならないときは、アリナミンVなんです。 疲れを感じなくなるという、ある意味恐ろしい効き目(あくまで自分にとっては)ですが、こういうときは頼りになります。
それにしても、そろそろガスの残量がヤバいのですが、なかなかセルフがありません。
関越道 小出I.C.の入り口手前でようやく見つけました。 出光だけど文句は言いません。 村上で給油して以来ですから、3.66Lも入りました。 新記録です。
ここから先は孤独な旅路です。 6/19(日)まで高速1,000円ですから、深夜に三国峠を越えようなんて考える人は少ないはずです。
三国峠越えは、数年前に一度だけ経験があります。 昼間だったし、群馬県から新潟県へ抜けたので、逆方向は初めてです。
土地勘がないので、街を通り過ぎるたびに「ここ苗場?」と自問します。 それでも標高が1,000mを超え、どうやら本当に苗場を過ぎたようです。 だいぶ霧も出てきました。
もしかすると三国トンネルを抜けたら、群馬側は雨かもしれません。 念の為に合羽を着込みました。
再スタートしてしばらく走ると、後ろでクルマのライトが光りました。 ここまでクルマには一台も追いつかれてはいなかったのですが、どうやら向こうの方が速そうです。
と、まもなく目の前に三国トンネルが現れました(23:02)。 慌ててトンネル手前で左に避けて、後続車を先に行かせます。
それは2トンくらいのパネルバンでした。 相手は走り慣れているのだと思いますが、群馬県側の下りでどんどん離されます。 雨は降っていませんでしたが、路面は濡れているのでこちらもムリはできません。 コーナーで離されては直線部分で追いつくことを繰り返し、渋川まで先導してもらいました。 一人ではあのペースで走り切れなかったでしょう。
渋川伊香保I.C.の数キロ手前でマクドナルドを発見しました。 休憩したい!、コーヒー飲みたい!、と駆け込んだのですが、無情にも「12時で閉店となっておりますので、お持ち帰りでよろしいですか?」と言われてしまいました。 ショボーン。
時計を見ると 11:58。 「24時間営業」の看板は出ているのですが、震災の影響(節電?)なんですかね? てりやきバーガーとホットコーヒーを抱えて、すごすごと出てきてしまいました。
2011年 6月19日(日)
日付が変わって最終日。
デイバッグにテイクアウトを入れたまま、どこか食べる場所はないかと思いながら走り続けました。 コンビニがあったと思ったら、前を走るDQNなクルマが先に入って、やむなく通り過ぎたり。
前橋市街に入ったら、ちゃんと24H営業しているマクドナルドもあったんですけどね。 高崎も通り過ぎて、けっきょく藤岡JCTの手前のコンビニの駐車場で食べることに。 時刻は 00:57 になっていました。
でも、ここまで来たら埼玉はもう目の前です。
深谷バイパスの手前で最後の給油をしました(01:22)。 熊谷駅前(01:49)を抜けて R407に入ります。 あとは道なりに。
自宅に着いたのは、02:35 でした。
実は、嫁には「小千谷でキャンプする」とメールしていました。 これから帰るなんて言ったら、心配するだろうと思ったのです。
玄関ドアはチェーンロックされると思っていましたが、クルマのカギは持っているので、朝まで仮眠することはできます。
家に着いたら、居間の電気が点いていました。 「防犯上点けてんのかな」と思いながら、クルマの中に荷物を入れて、仮眠の準備をしていました。
喉が乾いたので、近所の自販機に水を買いに行こうとしたら、居間の電気が消えていて寝室の電気が点いているではありませんか。 「起きてる!?」 慌てて電話したことは言うまでもありません。
というわけで、三泊四日ならぬ二泊四日のツーリングは、これで完結です。
小千谷からの走行距離は236.4kmでした。 鳥海山からの376.9kmと合わせると、613.3kmを走ったことになります。
また、初日からの合計距離は、1194.7kmになりました。 距離を稼ぐにはルート、時間帯ともに好条件だったのはありますが、Waveでの長距離走行に自信がつきました。
Google Earth用KMZファイル(小千谷~自宅) → 20110619.kmz
禄太郎
久々のロングツーリングとは思えない、タフなスケジュールでしたね。
初日はゆっくりで、だんだん加速していく感じです。私ならだんだん
へろへろになっていくはずです。
鳥海山の上での朝食は、想像しただけでも贅沢なロケーションですね。
Waveは150kmくらい走ったら給油ですか?地域によってはなかなかつらそうな
感じです。それにしてもガソリンの値段がうらやましいです。福岡は特に
高いんですよ。いつのまにか長崎より相場が上になってますよ、最近は。
ダブリン市民から禄太郎への返信
これは昔からなんですが、キャンプツーリングの前になると「あー、行きたくないよー」と思ってしまうのです。 元々が出不精なので。 お腹の調子も緩くなってしまうくらいです。
blogでツーリングの予定を公言するのは、退路を断つためでもあります。
若い頃は、普段の生活圏から出て知らない街に行くと、ちゃんと帰れるかドキドキしていたものです。 今はツーリングに出発したあとは、開放感でどんどん楽しくなります。
だいたい午前中にのんびりし過ぎて、昼過ぎから激走というパターンが多いですね。 14時過ぎたらリポDの補給が欠かせません。
最終日は帰巣本能が働きますので、長距離でも頑張れます。 野営や風呂の心配をする必要がないので、走行時間が長く取れますしね。
今回のツーリングで1日で600km以上走れたので、埼玉から大阪南港まで下道で自走できそうです。
タンク容量の少なさには気を使いますね。 あとどれくらい走るかにもよりますが、120~150kmくらいで給油する感じです。 まだ燃料計の表示が信用出来ていないので、どうしても早めの給油になります。