Business Media 誠:“考えて仕事をする”組織はどうすれば作れるのか
思考の入った仕事が行われるためには、次のような条件が必要です。
1.何のため(誰のため)にするのかという目的
2.どの程度のレベルを期待されているのかという基準
3.自らの判断・裁量でやっていいことの範囲
4.結果に対する賞賛や寛容への期待
5.絶対の答を持つ人はいないという前提
目的とクリアすべきハードルの高さが明確になっており、取り組んだ結果に対する周囲の反応に期待を持つことができる。さらに、一定の裁量があって、その仕事の成否は自分次第なのだと思える状態です。
仕事をする環境が、そのような状態にあるのかどうか。つまり経営者は、従業員の思考力がないこと、従業員が思考しないことを問題とすべきではなく、“思考力を失わせてしまっている環境”を問題としてとらえるべきです。
環境も含めた仕事の与え方に問題があるわけですね。 確かにそう思います。
「これ、やっておいてね」なんて指示だけで済ましておいて、いざ結果をみて「何だ、これは」なんていうお偉いさんが多すぎますもん。