小泉官邸の「獅子身中の虫」

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初めて明かす小泉官邸の恥さらし | 社長の仕事術

9.11同時多発テロのときのことだ。なんと危機管理担当の秘書官(警察出身)が、携帯電話の届かない地下で酩酊して連絡すら取れなかった。当時、これが明るみに出ていたら、総理の威光に秘書官が傷をつけるところだった。
 
この秘書官の問題は、それだけにとどまらない。小泉総理就任1年目の靖国参拝のときである。極秘とされていた8月15日の参拝後に発表予定だった「総理談話」を、この秘書官は「機転を利かせて」、確実に外務省に漏れるとわかっている人物に手渡した。この漏洩した「談話」をもとに、外務省が中国を煽動、中国が反発を表明して、マスコミも大騒ぎし、靖国参拝は8月15日から13日に前倒しされることになった。外圧に負けたと取られてもおかしくない。この秘書官は総理の判断とは別のところで日本の国益をおとしめたといってもいい。
 
5年半に及ぶ小泉政権の間、事務秘書官の中で、途中で交代したのは彼一人である。彼は、自らが秘書官職から離れた後も、総理の靖国参拝の前に、後任となった警察庁出身の秘書官に「絶対に8月15日に行かせるな」と電話で伝えてきたという。もちろん、小泉総理は耳を貸さず、在任中最後の年に15日の参拝を実現させている。
 
こういう人間を、総理の近くで使ってはいけない。取り巻きは自分の主義主張を抑えて、ただただ総理のために仕えるという精神を持たねばならない。私も官邸スタッフを選ぶに当たって事前にさんざんチェックしたつもりだったが、彼が問題のある人物だと気づかなかった。大いに反省している。(中略)
 
その問題の秘書官なのだが、官邸で大事な仕事を一緒にしたことがなかったので、名前を失念してしまった。どこかで政治家に転職したと聞いた。官僚として小泉総理を支えていたのに、自民党では「世襲反対」を、離党後のみんなの党では「脱官僚」を唱えているとか。強烈な違和感を覚えたことだけが印象に残っている。

面白いなと思ってググってみたら、すぐに判りました