Car Watch ホンダ、新型軽自動車「N BOX」を12月に発売
本田技研工業は10月27日、「フリード」「フリード スパイク」のハイブリッドモデル、ハイブリッド車「インサイト」のマイナーチェンジに関する発表会を開催した。これらのクルマの詳細については、各記事「ホンダ、『フリード』『フリード スパイク』のハイブリッドモデル」「ホンダ、『インサイト』をマイナーチェンジして燃費向上」を参照していただきたいが、その発表会において、新型軽自動車「N BOX」を12月に発売することが、本田技研工業 常務執行役員 日本営業本部長 峯川尚氏から明かにされた。
峯川氏は、両車種の発表の最後に、「もう1つ紹介したい商品ラインアップがある」と言い、新型軽自動車「N BOX」のベールを外した。
ジョブズの「and one more thing」を真似したのかもしれないけど、格好悪いからやめた方がいいよ。
それはさておき「N BOX」です。
このクルマが売れるのか売れないのかは正直言ってよく分かりません。
でも言えるのは「不格好」だということです。 タント発売から8年経って、ようやくキャッチアップして出すのがコレかと。
ホンダ・デザインは、もはや三菱やスズキを笑えない領域に入ってきているように思います。 ゼストが発売された頃から、良いデザインと悪いデザインに2極化していますからね。
クロスロードが出たときも「酷いデザイン」と書きましたが、4年も持たずにディスコンになりました。 二の舞にならなければいいですが。
本来の主役はこちらでしょう。
Car Watch ホンダ、「フリード」「フリード スパイク」のハイブリッドモデル
フリード、フリード スパイクともに直列4気筒SOHC 1.5リッターとIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システムを組み合わせた「ハイブリッド」「ハイブリッド ジャストセレクション」を新たにラインアップした。
搭載する1.5リッター i-VTECエンジンは、気筒あたり2つのスパークプラグを備えて点火時期を個別に制御するシステムや、減速時に全気筒休止することでポンピングロスを低減し、電力回生率を高めるVCM(バリアブル・シリンダー・マネージメント)などを採用。モーターのみでの走行や、アイドリングストップ機構なども加わり、すべてのハイブリッド車で10・15モード燃費24.0km/L(JC08モード燃費21.6km/L)を実現した。(中略)
今回のマイナーチェンジで、フリードは全グレードで3列目シートを3席から2席に変更し、乗車定員は従来の7/8名乗車から6/7名乗車となった。これにより乗員1人ひとりの占有スペースを拡大している。
10・15モード燃費で24.0km/Lというのは頑張った数字だけど、逆に言えば25km/hはムリだったんだろうな。
3列目が2人掛けになったのは、3点式シートベルトが必須になった影響もあるのでしょう。
今さらですが、インサイトもMMCしています。
Car Watch ホンダ、「インサイト」をマイナーチェンジして燃費向上
今回のマイナーチェンジでは、直列4気筒SOHC 1.3リッターエンジンのフリクションロスの低減技術(ピストンの新ドットパターンコーティング、ウォータージャケットにスペーサー追加、低張力オイルリングを施したクランクシャフトオイルシール、低粘度エンジンオイル)の採用や、省電力型燃料ポンプの採用など消費電力の削減により、JC08モード燃費を従来モデルから1.2km/L改善の27.2km/L、10・15モード燃費を1.0km/L改善の31.0km/Lまで引き上げた。
フィット、フィットシャトルとハイブリッドを出すたびに細かい改良をしてきた成果が、インサイトにフィードバックされた訳ですが、最低でも32km/Lはいくのではないかと思ったんですけどね。 タイヤは何を履いているんだろう?
むしろインサイトとしての目玉はこちらなんでしょう。
今回新たに追加された「インサイト エクスクルーシブ」はインサイトの上級グレードに位置づけられるモデルで、CR-Zに搭載する直列4気筒SOHC 1.5リッターエンジンとIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)システムを組み合わせ、JC08モード燃費23.2km/L、10・15モード燃費26.5km/Lを実現した。この燃費性能は、CR-Zと比べJC08モード燃費で0.4km/L、10・15モード燃費で1.5km/L優れた数値となる。
その一方で、0-100km/L加速はインサイトよりも1.8秒短縮できたとしている。
4ドア版CR-Zとして、走って楽しいモデルに仕上がっていれば、面白い存在になるかもしれません。
【フランクフルトモーターショー11】ホンダ インサイト に2012年型…環境性能向上 | レスポンス (エコカー、ハイブリッドのニュース)
環境性能もアップ。エンジンやCVTの抵抗低減、エアロダイナミクス性能の向上、エアコンシステムの効率化などにより、燃費を引き上げた。CO2排出量も100g/kmを下回る96g/kmとなり、欧州主要国の優遇税制に適用させた。
これは1.3Lの数字です。 MMC前は101g/kmでした。
ホンダ インサイト 2012年型、米国先行発表…燃費向上 | レスポンス (エコカー、ハイブリッドのニュース)
環境性能も向上。エンジンやCVTの抵抗低減などにより、米国EPA(環境保護局)は、市街地17.43km/リットル、高速18.7km/リットルと、従来比で2.5%改善している。
2012年モデルのインサイトの米国価格は、1万8350ドル(約140万円)から。米国ホンダは、「ベース価格が2万ドル以下の新車で、最もEPA燃費に優れるモデル」とアピールしている。
米国の場合はmpgで表現した方が分かりやすいかも。 市街地41mpg/ハイウェイ44mpgだそうです。 MMC前に比べると1マイルだけ向上していますね。
ホンダ峯川常務、01年度末にHV比率50%に | レスポンス (ビジネス、国内マーケットのニュース)
ホンダの峯川尚常務執行役員(日本営業本部長)は27日の新型『フリード』などの発表会見で、国内販売における同社のハイブリッド車(HV)比率が2011年度末時点で50%程度になるとの見通しを示した。
軽自動車を除く登録車での比率であり、今年1〜9月の実績では33%になっているという。ホンダは同日発表したHV専用車『インサイト』の改良や、フリードシリーズへのHV設定により、HVモデルの拡充を進めている。(中略)
同日一部改良やHVモデルを発表したフリードは、シリーズで当面1万台の販売計画だが、HVの比率は55%を見込んでいる。事前受注では6割を超えるレベルになっているという。
いかにコンパクトカー偏重の販売比率になっているかを物語っていますね。
ホンダ峯川常務、11年度国内販売は60万台めざす | レスポンス (ビジネス、企業動向のニュース)
ホンダの峯川尚常務執行役員(日本営業本部長)は27日、東京・青山の本社で開いた新モデルの発表会見で、2011年度の国内販売は「当初計画である60万台を再度目指すことにした」と表明した。
同社の国内販売は、東日本大震災による減産の影響を受け、秋口まで前年比で大幅に減少していた。このため、一時は年初計画の見直しは必至と見られていた。
峯川常務は「生産の回復や『フィットシャトル』など新モデルの好調により、(60万台の計画に対して)受注ペースはオンラインで向かっている」と語った。
9月までの前年比マイナスは、補助金の反動減だからしょうがないね。