インタビュー:「Nikon 1」の秘密に迫る(前編) - デジカメWatch
――1インチセンサーとのことですが、どの部分が1インチなのでしょうか?
内山:これは撮像管時代の名残なんですね。ですから、今回のセンサーのどこにも1インチという長さは出てきません。撮像管時代の1インチの径のものと同じ撮像面積ということです。これは、現在使われている1/1.7型や1/2.3型といったセンサーでも同じです。
野崎:センサーのサイズは8.8×13.2mm(縦×横)なので、単純計算ですと対角は15.86mmになります。(中略)
――1/1.7型やマイクロフォーサーズなど既存のセンサーサイズを使用しなかったのは何故でしょう?
野崎:既存のセンサーには、我々の求めているぴったりものは無かったということですね。それで、専用のセンサーを作るという判断をしました。(中略)
――今回はCMOSセンサーですが、裏面照射型を採用しなかったのは何故でしょう?
鈴木:今回のセンサーの画素ピッチ(3.4μm)の場合、裏面照射型のメリットはほとんどありません。裏面照射型が有効なのは、画素ピッチが2μm以下の場合です。
なんだか想定質問に対する答弁みたいで面白いですね。