入魂式で「１０式戦車」の初号機公開 陸自富士学校 | 静岡新聞
小山町須走の陸上自衛隊富士学校機甲科部は１０日、国産の最新鋭戦車「１０式（ひとまるしき）戦車」量産型初号機の任務完遂と安全を祈願する「入魂式」を開き、車両を報道公開した。
関係者らが出席した式典で、川嶋昌之機甲科部長は「（１０式戦車は）世界トップクラスの戦車であり、陸上防衛力の骨幹となる装備。高度な能力を最大限発揮できるよう早期戦力化を図る」と式辞を述べた。山本洋学校長と川嶋部長が砲塔部分に機甲科部のシンボルマークを入れた後、幹部がテープカットして配備を祝った。予定していた訓練展示は９日朝の点検中、電源系保護回路に異常が見つかったため中止した。
２０年ぶりに初の純国産技術で開発された１０式戦車は、戦車間で情報やデータを同時共有できる「Ｃ４Ｉ」システムを搭載。車両も小型軽量化し、戦場での機動力や戦車砲の火力など性能が向上した。砲塔を車両から外さずに搬送可能で戦略面での機動力も増した。試作車による実用試験を経て、量産型では使用面を配慮した細かな仕様変更が加わった。
予算は１両当たり約１０億円。初号機を皮切りに本年度内に１３両が全国の陸自駐屯地に配備される予定。
一機50億円とも言われるFX（F-35）に比べれば安いですね。
そのうちタミヤからプラモが発売されるんでしょう。