東大と三菱自、EVの走行2割延ばすシステム-前・後輪の駆動力を最適配分:日刊工業新聞
東京大学と三菱自動車は共同で、電気自動車(EV)の前輪と後輪をそれぞれ駆動する力の配分をリアルタイムで適切に制御し、消費電力を抑えて長い距離を走れるシステムを開発した。走行時の速度、電流、電圧などから必要な駆動力と適切な力の配分を計算し自動で調節する。このシステムを使わない場合に比べ、同じ容量の電池で走れる距離が約2割延びた。三菱自動車は実験に使った車両を基にしたプラグインハイブリッド車(PHV)を2013年をめどに発売する計画で今後開発したシステムを搭載するか検討する。
東大の修士2年の江上奨氏、藤本博志准教授らが基本のシステムを開発した。三菱自動車が開発したスポーツ多目的車(SUV)型のPHV「PX―MiEV」は、前輪と後輪それぞれにモーターが付いており、別々に制御できることを生かした。
走行時の速度、電流、電圧の値から必要な駆動力と最適な前後モーターの力の配分を評価するシステムにした。
加減速による前後の荷重変化に応じて駆動力を配分することで、効率のよい走行が出来るということかな?
面白いし実燃費に効果が出そうだけど、モード燃費では差が現れにくいかもしれませんね。