朝日新聞デジタル:マツダ、フィアットと提携 アルファロメオ向け生産へ - 経済
マツダは23日、イタリアの自動車大手フィアットと業務提携し、二人乗りスポーツ車の開発・生産に向けて話し合いを始めたと発表した。まずはマツダの「ロードスター」の次期モデルをフィアットの「アルファロメオ」ブランド向けに生産する。このほか、生産や開発での協力も模索する。
次期ロードスターには、燃費を改善したエンジンや効率のいい変速機、軽量化した車体など、新たに開発した一連の環境技術「スカイアクティブ」を採用する。アルファロメオブランド向けは、外観やエンジンを変え、2015年からマツダ本社工場(広島市南区など)で生産する予定だ。
これで株価が上がればいいですね。
マツダとフィアットがスポーツ車で協業、資本提携は視野に入れず (ロイター) - Yahoo!ニュース
マツダの広報担当者は同日、フィアットとの資本提携について「視野に入れていない」と述べた。
両社は2012年後半にも正式に契約を結ぶ予定。
増資したばかりで、さらに資本提携(第三者割当増資)なんて出来ないでしょうからね。
マツダ、フィアットとの協業で期待される構造改革 (ロイター) - Yahoo!ニュース
マツダは商品、技術、地域ごとに最適な補完を行う提携を推進する中期戦略を推進しているが、今回のフィアットとの協業はその「重要な一歩」(マツダの山内孝社長)となった。同時にこの提携は、同社のブランドを象徴する車種の一つである「ロードスター」の次期モデルを開発させることにつながる。
ただ、「マツダの根本的な問題は為替感応度」(JPモルガン証券の自動車担当アナリスト、高橋耕平氏)との指摘があるように、同社に期待されるのは構造改革だ。マツダは他の自動車メーカーと比較して国内生産比率が高く円高の影響を受けやすい。同社の国内生産比率約7割のうち、8割が輸出向けと他社に比べて高い。12年3月期の連結営業利益では、為替円高が前年比で376億円の減益要因となった。
UBS証券の自動車担当アナリスト、吉田達生氏は、これまで関係のなかった両社だが、協業を始めれば様々なところでコミュニケーションのチャネルができてくると指摘。その上で、欧州だけでなく、米国などでの協業など「発展の余地はいろいろある」と期待を示す。例えばフィアット傘下の米クライスラーを巻き込み、クライスラーの工場でマツダ車を作れば、投資コストを抑えながら収益構造の改善を図ることも可能だ。
ロードスターを広島で作って輸出するんじゃ、円建てにでもしない限り為替感応度は変わらないよね。
大体、北米で売れないから来年にAAIでの生産から撤退するのであって、クライスラーの工場で作れば売れるのかという問題じゃないよね。