以前に買ったワットチェッカーを、Webサーバーに使ってみました。
現在の仕様は以下の通り。 光学ドライブや拡張カードの類は入っていません。
M/B: Intel D510MO
メモリ:DDR2 PC6400-2GB X 2
HDD: HGST Travelstar 5K250(HTS542525K9SA00)
ケース:JMAX JX-FX100B(電源 150W)
上の写真は、起動してから15分後くらいのアイドル状態。 起動時には瞬間的に31.8Wを指すこともありました。
D510MOのTDPは13Wですが、システム全体ではやはり30Wくらいになりますね。
たとえばM/BをN2800(TDP6.5W)に交換すれば、消費電力が6.5W下がるハズです。
BOXDN2800MTはACアダプタ駆動です。 LenovoのノートPC用が使えるというのでチョイスしてみました。
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おそらく今はATX電源(80PLUSではない)自身が10~12W程度を消費しているものと思います。 ACアダプタ化で5Wくらい下げられるのではないかと期待しています。
メモリは、電圧がDDR2の1.8Vに対し、DDR3は1.5Vと17%下がっています。 消費電力も同じ比率で下がると思いますが、削減量は1Wに満たないでしょう。
HDDはどうでしょうか? Travelstar 5K250は、Read/Write時で1.8W、アイドル時で0.55Wしか消費しません。
でもmSATAの Intel SSD 310 40GB(SSDMAEMC040G2C1)だと、アクティブ時0.15W、アイドル時0.075Wなので約1/10ですね。
1W下がったとしても、7.5千円の投資に対する費用対効果としては微妙ではあります。 でももし新規に組むのであれば、悪くない選択肢だと思います。
希望を言えば消費電力を半分に下げたいところですが、そこまでいかなくても平常時で20Wを切るレベルにしたいですね。
もし10Wh下げられたら24時間稼働ですので、年間では87.6kWhの電力量削減になります。 東京電力の第3段階料金(24.13円/kWh)を当てはめると、年間2113円の節約です。
SSDを除くM/B、メモリ、ACアダプタの合計金額は1万4千円弱です。 今後の電気料金が10%以上あがるとしても、投資金額を回収するには6年くらい掛かります。 3年で償却(更新)するでしょうから、元を取るのは難しいですね。
それでも「塵も積もれば」で、原発の再稼働なしで夏を越す一助になるかもしれません。