NEC、自動車向けLiイオン電池の電極をGSユアサに供給 - クルマ - Tech-On!
NECは2012年6月6日、主に自動車に向けたLiイオン2次電池の電極をGSユアサに供給すると発表した。電池の容量で換算して年間20万~70万kWh程度になるもよう。NECの電極は日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」に使われている。
電極を製造するのはNECの100%子会社であるNECエナジーデバイス。同社がMn系の正極と炭素系の負極を生産し、NECと日産の合弁会社で電池セルを手掛けるオートモーティブエナジーサプライ(AESC)に現在は大半を供給している(図1)。神奈川県相模原市に電極の工場があり、2011年3月時点における生産能力は200万kWh相当である。
NECとGSユアサは電極の供給に関する詳細な条件を2012年10月末をメドに決める方針。電極の供給だけではなく、電力事業や住宅向けの蓄電システムに関しても今後協業していくという。
このニュースをもって「日の丸Liイオン電池陣営結集か!?」なんて馬鹿なことをいう人もいますが、単にリーフが売れてないもんでNECの電極生産ラインが遊んじゃうからだろうと思いますよ。