ある程度データも集まってきたので、ちょっとシュミレーションしてみました。
まず、今後1年間でガス使用量がどの程度増えるのか予測してみました。
エコウィル使用開始が6月からだったので、始まりが変則的になっています。 前年の2011年(6月から翌5月)と2012年6月は実績値です。
4月の消費量が飛び出している理由は不明ですが、過去7年の傾向でもなぜか4月は多いのです。 検針期間の関係でしょうか?
今月(7月)の使用量は月半ばまでのペースでいけば、前年比倍増となります。 水道水の水温は上がっているハズなので、お湯の使用量が増えているのだと思います。 これは
・追い焚きをやめた(夏場は追い焚きのほうが沸くのが早い)
・朝シャン(シャワー)の増加
などの理由が考えられます。 年間を通じてのガス使用量の底は9月ですが、おそらく30m3程度(前年比2.5倍)にしか下がらないでしょう。
冬場は水温が低いですし、新たに温水暖房を使うことになるので、ガス消費量は確実に増えます。 しかし他のエコウィルユーザーの実績を参考にすると、前年比1.5倍でみてればいいかと考えます。
年間トータルでは、2011年の299m3に対して1.6倍の480m3程度になるのではないでしょうか。
ガス代はどうなるんでしょうか?
燃料費調整の影響を排除するために2012年7月の料金を適用すると、2011年(68,255円)に対して2012年は101,030円(32,775円増)となります。
コジェネ契約はないので、代わりに温水暖房契約にした場合は、少し下がって95,137円(26,882円増)です。
発電量はどうでしょうか?
480m3のガスの発電ポテンシャルは1,454.5kWhありますが、実際に使いきれるのは計算の結果1,109.7kWh(76.3%)となりました。
第三段階の24.13円/kWhで計算すると、年間の節電額は26,778円です。 9/1から東京電力の電気料金値上げが決まったので、実際にはもう少し多くなるでしょう。
これだけだと、ほぼトントン(44円の赤字)で終わってしまいますが、温水暖房化で灯油(年間24,000円程度)を買わなくて済みますので、そのぶん黒字になります。
今回調べてみて分かったのですが、我が地域の都市ガス供給会社は近隣の都市ガスに比較して33%も料金が高いのです。
そりゃ今までエコウィルを導入した人がいなかったのも当然ですよね。 町内の新築の半分はオール電化です。
おそらく普通の都市ガス料金なら、さらに14,000円以上は黒字になるんではないでしょうか。 優遇料金や補助金が出ている地域ならなおさらです。
設備投資の元を取るのは無理ですが、我が家のようにガスの消費が少ない家庭でも、この程度の効果は出せそうだということで。
答え合わせが楽しみです。