2012年 7月29日(日)
昨日はたくさん走ったので疲れが残ってしまった。
6時に目が覚めたのだが、起き上がれずに結局7時にテントを這い出した。
友人Hは既に朝食の準備中だった。
自分たちのサイトは、管理棟と同じく一番高いところにある。 オートキャンパーたちは、下の広々としたサイトに案内されるようだ。
Hのリヤタイヤだが、エアはかなり抜けているがスタンドまでは走れそうだ。
昨日確認させてもらったところ、JAのスタンドにはトラック用の大きなパッチしかなかったらしい。
2つの穴を一枚でカバーできればよいが、ムリなら近くのコメリで自転車用のパッチを買うことになるかもしれない。
09:20 キャンプ場を後にする。
09:27 とりあえず自分だけコメリに行って確認する。 既に開店していて、パッチも売っていた。
09:35 JAのスタンドへ戻ると、Hはもうリヤタイヤを外していた。 被っているキャップは自前。
借りているのはタイヤレバーと段ボールだけ。 車載工具と限られた道具だけでこの手際は、さすが元メカニック。
タイヤがリムから分離。 ここまで20分もかかっていない。
こんな具合に釘が貫通していた。 2つの穴の距離は22mm程度。
釘の長さは約40mm。 どこで拾ったんだろうね?
長方形のパッチには、方向性の指定があるようだ。 丸型の小さいパッチも見つかったので、自転車用パッチは買わなくて済みそう。
スクレーパーでタイヤ内側を擦り、セメントを塗って長方形パッチを貼ってみる。
しかしなぜだかうまく接着できず、フチが浮いてきてしまう。
よく見ると、長方形パッチ(マルニ工業)とセメント(TECH)とではメーカーが異なる(丸型パッチはTECH製)。
二人して「組み合わせが悪いんじゃない?」と考えたのだが、店長さんは「これでいいはずだ」とのこと。
店長さんも手伝ってくれてなんとかパッチを貼ってみたものの、エアを充填するとやはり漏れてしまう。 内圧が掛かれば密着するというものでもないらしい。
修理を待つ間、自分だけ冷房の効いた部屋にいるのも悪いので、壁際のわずかな日陰に隠れていた。 昨日のローソンといい、今回はこんなのが多い。
つばめが巣を作っていて、親鳥がさかんに餌を運んでくる。
太陽が移動して、日陰がだんだんとなくなってきた。 修理が終わるのと、日陰がなくなるのとどちらが早いか?
ここで長方形パッチの使用を諦め、サイド穴のみを丸型パッチで塞ぐことにした。 トレッド面の穴は、Hが持参しているプラグで埋められる。
これが奏功して、パッチはしっかりくっついた。 プラグ修理も問題なくできて、エアが漏れることはなくなった。
ふと見るとタイヤフィッターの上に、マルニ工業のセメント缶が置いてあった。 このセメントなら長方形パッチを接着できたのかもしれない。
2時間掛かってようやく修理完了。 Hはズボンに塩が出るくらい汗をかいていた。
時刻は11:40。 いまから気仙沼の方へ行ったとしても、日暮れまでに栗駒山に着けないかもしれない。
修理が成ったとはいえ、タイヤの不安が完全になくなった訳ではない。 炎天下で作業した友人Hの疲労度も相当なものだ。
ここは予定を変更して、蔵王あたりでもう一泊してから帰ることにしよう。
お勘定は525円。 JA松島SSの皆様、大変お世話になりました。
11:53 出発。 R45は混むので県道8号へ進む。
松島大郷I.C.から県道9号へ。
12:01 「タンクバッグに入れた生ゴミがネギ臭くてたまらん」とHが言うので、県道9号沿いのセブンイレブンに立ち寄り、ゴミを捨てさせてもらう。
ちょうどいいので昼飯にしよう。 ざるそばが食べたかったのだが、あいにく売り切れだった。 隣に久留米ラーメンの店があったので入ってみる。
「冷し麺」というのがあったので頼んでみたが、「冷麺」ではなく「冷やし中華」だった。 麺が選べるというので九州麺にした。 Hはとんこつラーメンの東北麺。
味はまあまあだったが、久しぶりの棒ラーメンが懐かしかった。 Hは水筒に氷水を分けてもらい、ごきげんだった。
後編へ続く。