松島・蔵王ツーリング(二日目・蔵王編)

県道9号は、いかにもカントリーロードといった趣でなかなか良い道だった。 そのままの流れで県道3号へ入り、大和I.C.前を通過。 12:51 にR4に入る。

このままR4を南下するのは味気ないので、並行するR457へ向かう。

R0015520.jpg

12:56 R457へ。 この道は山沿いにウネウネと蛇行しながら、仙台を西に迂回する。 移動効率ならだんぜんR4だが、こちらの方が走っていて気持ちがいい。

日は射しているのだが、時折パラパラと雨が降ってくる。 これくらいの雨なら暑さしのぎになるが、カメラが濡れないように気をつけなければならない(今回はPXは持参せず)。
13:23 セブンイレブンに立ち寄ってコースを確認。 ついでにリポDを補給する。

実は昨年八月に続いて、ツーリングマップルを持ってくるのを忘れてきてしまった。 スマホがあるのでそれほど困らないが、HはR457を走ったことがあるというので、コースについては任せることにする。

R0015523.jpg

13:47 R457が大回りしてしまうので、愛子(あやし)から県道132号でショートカットする。 錦が丘という高級そうな住宅街を突っ切っていく。

やがて「仙台の奥座敷」といわれる秋保温泉に出る。
13:57 名取川に並行する県道62号に出くわしたのだが、左右どちらに行くべきか迷う。 右折したのだが、橋は左折した方が近かったようだ。

温泉街のど真ん中を突っ切ることになったが、おかげで共同浴場もあることがわかった。 なかなか雰囲気があっていいところなので、一度来てみたいものだ。

R0015525.jpg

秋保温泉からは県道160号になる。 山を越えて進むと、釜房湖に出た。
一旦は北岸を西に進んだのだが、大回りになるということで引き返して時計回りに行くことに。
14:12 R286へ入る。

R0015528.jpg

しかしダムの上は一方通行で通れず、大きく迂回することになり、所要時間はあまり変わらなかった。

R0015531.jpg

Hは「エコキャンプみちのく」というところに泊まったことがあるらしい。 当時は付近に牛舎があって、風向きによっては臭かったとのこと。
14:20 R457との再合流地点でルートを確認。

R0015533.jpg

やがて再びR457に合流。 もうひと山超えれば蔵王町だ。

R0015535.jpg

14:44 県道12号(蔵王エコーライン)に入り、上っていく。 遅い車に前を塞がれて眠くなる。

R0015541.jpg

15:04 休憩所があったので立ち寄る。 駒草平というところらしい。

R0015545.jpg

赤茶けた地面が広がっていて、まるで火星みたいだ。 展望台からは何が見えるのかな?

R0015548.jpg

不帰の滝(かえらずのたき)というらしい。 お釜から流れ出ているそうだ。

R0015550.jpg

なかなかの迫力だ。 立ち寄る価値はある。 15:21 出発。

R0015552.jpg

リフト乗り場の峠の駅は閉店になっていた。 かつて同僚Mが駐車場で仮眠を取ったところだ。

R0015553.jpg

お釜への道路は有料道路(50ccはNG)なので登らず。 Hに「リフトに乗る?」と訊いたら「いや、いい」とのこと。 ふたりとも早くキャンプ場に着きたいのだ。

山形側の下りでクルマにつかえて走っていたら、キャンプ場の入り口を通りすぎて、県道53号との分岐点まで降りてしまった。

R0015554.jpg

4kmほど戻って、16:03 に蔵王坊平国設野営場に到着。 予約はしていなかったが、問題なかった。
が、なにやら「第4回北海道・東北ブロックキャンポリー(4HTC)」というイベントがあるらしく、ボーイスカウトの一団が準備作業を行なっていた。

管理人さんが大変「フランク」な方で面食らう(Hは「泉谷しげる」と呼んでいた)。

R0015555.jpg

指定されたサイトは④の上辺り。 傾斜地だがところどころ平らになっている。 緑のラインはクロスカントリーコース。 

日陰を優先してあえて傾斜地に設営する。 頭が真上になるようレイアウトできれば、少々の傾斜は気にならない。
16:46 13km離れた蔵王温泉まで、風呂と買い出しに出発する。

Picture072912_171344.jpg

17:09 GSとなりの駐車場にバイクを停めて歩いていく。
脱衣所にはロッカーなどないので、最小限のものだけ持っていく。

Picture072912_171424.jpg

この道を入って行くと、共同浴場がある。

Picture072912_171938.jpg

南無阿弥陀佛の石碑。

Picture072912_172006.jpg

「どんどんびき」といってもウィルコムのCMではない。

Picture072912_171949.jpg

川の色は少し緑色がかっている。

Picture072912_172120.jpg

下湯共同浴場。 ここに入るのは初めてだ。

Picture072912_172207.jpg

洗い場などはないので、普通の入浴施設のつもりで入ると面食らう。
脱衣所と浴場を隔てる部分がガラス張りなので、盗難はあまり心配しなくても良さそうだ。


湯船は前回は熱くて入っていられないほどだったのだが、そうでもない。  地元のおじさんも「熱くないね」と言っていたので、普通はもう少し暑いのだろう。 少し白濁しているが、緑がかってはいない。

一方で、かけ湯のお湯は熱かった。 これくらい熱くないと蔵王らしくない。

Picture072912_171802.jpg

さっぱりしたところで買い出し。 土産物屋のおじさんの話では、肉屋と八百屋と魚屋、酒屋はあるらしい。
だが、八百屋は品数も少なく鮮度もイマイチだった。 

Picture072912_180105.jpg

Hが買い物をしている間に、土産のいも煮と一緒にノンアルコールビールを購入。 初めてノンアルビールを旨いと思った。


日曜日だからか、あいにく肉屋は休みだった。 必然的にファミリーマートに頼ることになる。

ファミマにも野菜は売っていた。 精肉が入手できないのが残念だが、シャウエッセンと皮なしウインナー、ベーコンを購入。 昼に食べたかったざるそばも買い込む。 18:41 出発。

R0015557.jpg

19:04 食材を買い込んでキャンプ場に戻ると、下の広場に薪が組んであった。 どうやらキャンプファイヤーをやるらしい。 設営場所を検討しているときに、「あそこに張ろうか」という話も出たのだが、止めておいて正解だった。

今回はなかなか炭に火が点かない。 着火剤にも消費期限があるようだ。 Hが悪戦苦闘している間に、先にざるそばを食う。

そうこうしている間に、下の広場にサマーキャンプに来ている子供たちが集まってきた。
「も~えろよもえろ~よ、炎よもえろ~♪」などと歌っている。 ついでにこっちの炭にも火を付けてくれないかな? 花火もやったりして楽しそうだった。

R0015560.jpg

結局、ストーブで炭を加熱してなんとか着火させた。 キャンプファイヤーも終了したようだ。

R0015562.jpg

今日は焼きそば焼いたり、長ねぎ、ピーマン、しいたけ、玉ねぎ、シャウエッセンなどなど。
少し冷えてきたので長Tを着こむ。 今夜も500mlのビールを2本と「いいちこ」を呑む。

ボーイスカウトの連中は、発電機で煌々とテントを照らして0時まで準備作業(宴会?)をやっていた。 Hがクルマのアイドリングと勘違いしていたのは、発電機の音だったようだ。

0時まで飲んで就寝。


本日の走行距離 158.4km
Google Earth用KMZファイル(松島~蔵王) → 20120729.kmz

最終日へ続く。