電気ポットはやめられない

そりゃエネルギー効率を考えたら、電気ケトルなんかでオンデマンドに沸かすのが一番いいのです。

でも「あ、焼きそば食おう」とか「コーヒー飲みたいな」と思って、お湯を沸くのを待ってる時間が我慢出来ないんですよねぇ。

会社にインスタントコーヒーを入れた魔法瓶を持って行ってますが、忙しい朝にはつい忘れがちです。 出かける前に「そういえば」と気がついても、お湯が沸いていれば1分も掛からずに入れられますし。

コラム: そこが知りたい家電の新技術象印「電気ケトル CK-BA10」

「それは、ポットの市場が年々縮小し、ケトルの市場が伸びているからです」
 
日本国内における、電気ポットの市場は年間400万台程度だ。もともと、アジアでは電気ポットが主流で欧米では電気ケトルが主流、という傾向がある。
 
しかし西氏によれば、電気ポットの国内市場は「ここ数年、5%刻みで減っている」のだという。2008年には、400万台を切ってしまうのでは、と予想されているほどだ。
 
これだけ普及したポットが、なぜ売れなくなってきているのか。「理由は生活スタイルの変化にあるんです。ポットを使う、という生活スタイルは、お茶を頻繁に飲む、ということに関係していました。しかし現在は、ペットボトルのお茶が普及しました。しかも、冬でも、冷たいお茶を飲むようになったのです。その結果、お湯の使用量が減ってきています」
 
特に若年層では、自宅でお茶を入れない人が増えている。お茶の葉がない、という家庭も少なくないのではないだろうか。

ウチも夕食時は、サントリーの烏龍茶です。 これは自分の独身時代からの習慣ですね。

でもコーヒーや紅茶、ハーブティーなんかはよく淹れますし、カップスープも小腹が空いたときなんかはよく飲みます。

ポットの良さは、お湯を一度に大量に沸かして保温しておくことで、いつでも熱いお湯が使えることだ。しかし、そもそも「熱いお湯」が常に必要でないなら、ポットである必然性も少なくなる。ペットボトルのお茶しか飲まないなら、食事時ですらお湯を沸かす必要がないからだ。
 
また、「保温時」の電力消費を嫌い、こまめにポットの電源を切る人々も出始めている。実際には最新のポットの場合、綿密なソフトウエア制御により、保温時の消費電力は最低限に抑えられているのだが、「そもそも保温がいらない」と考える人も少なくない、ということなのだろう。
 
「我々は、ポットで『いかにたくさんのお湯を提供できるか』を競ってきました。大量のお湯をいかに省エネで保温するか、という技術を競ってきたわけです。しかし、お話ししたような市場状況から、はたしてそんなにお湯を使うのか、という疑問が生まれています。これまで、ポットの最小容量といえば、2.2Lだったのですが、私の妻にも『そんなにいらない』と言われてしまいました」

我が家の電気ポットは象印のCD-LD30ですが、夫婦二人で3.0Lは多いです。 次は2.2Lにしようと思います。

このVE電気まほうびんCV-PT22の年間消費電力量は191kWh/年です。 これは沸かすときの消費電力も含んだ値ですが、単純に1時間あたりに割ると21.8Whになります。

一方、いま使っているCD-LD30ですが、古いモデルなので取説を見ても消費電力しか書いてありません。 90℃保温時で40Wだそうです。 沸かすときの電力を入れたら、もっと多くなるでしょう。

ウォシュレットと同様に、CV-PT22には数々の省エネ機能が搭載されていますので、実使用時の消費電力の差はさらに開くと思います。 おそらく買い換えるだけで1/3くらいになるんじゃないでしょうか。
検討してみたいと思います。