現代と起亜、米国で燃費表示を水増し

現代と起亜が燃費表示を水増し 米で90万台販売  :日本経済新聞

米環境保護局(EPA)は2日、韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車が米国で販売した一部車種の燃費表示が水増しされていたと発表した。現代と起亜はEPAの指摘に従って表示を変えた。対象台数は約90万台に上る。
 
EPAと現代によると、燃費表示を変えるのは2011~13年型の主力小型車「エラントラ」や11~12年型の中型車「ソナタ」のハイブリッド車などで、11~13年型の全車種のうち約35%が対象。12年型の対象車の場合、平均で約3%水増しされていた。
 
米国では乗用車の燃費性能比較を容易にするため、新車販売時に燃費を示すラベルを表示するようメーカーに義務付けている。水増しが明らかになり、表示の信頼性が損なわれる結果となった。
 
EPAによると、燃費表示の数字は現代と起亜の両社から提出されたデータに基づく。所有者から表示ほどの性能が出ないとの苦情が当局に寄せられ、EPAが調査。水増しが分かったという。

一年経ってようやく認めたわけか。 確信犯でしょ?

現代と起亜、燃費を過大表示 北米販売に影響も  :日本経済新聞

現代自は原因について、韓国で行った自社試験でミスがあったと主張。米国現代自のクラフチック社長は2日、「誠に申し訳ない」との声明を出した。AP通信によると、現代自幹部は「故意ではない」と組織ぐるみの改ざんを否定した。
 
だが、改ざんを疑う声も多い。米国では「1ガロン40マイル」の燃費性能がエコカーの基準。今回の対象13車種は6車種で、最大燃費をちょうど1ガロン40マイルとしており、燃費の良さを訴えるため意図的に数値を水増ししていたと受け止めやすい。
 
現代自は技術力で日米大手に匹敵することを示すため、米国では燃費性能に重きを置いた広告を打ってきた。問題発覚を受け、過去に遡り、顧客に過大表記分や走行距離などから算出した金額に15%上乗せし、補償することを決めた。ただ、納得しない顧客による大規模な訴訟に発展する可能性もある。

これ、単なる修正の指導で終わるんでしょうか? 懲罰的な罰金を取られてもおかしくないでしょう。
それとは別に、ユーザーから集団訴訟される可能性だってありますね。