現代の失速は、ホンダに恩恵?

現代の失策、ホンダ恩恵 燃費表示水増し発覚、「シビック」が再び上回る - SankeiBiz(サンケイビズ)

米環境保護局(EPA)が今月、韓国の現代自動車と傘下の起亜自動車が米国で販売した一部車種の燃費表示が水増しされていると指摘したことで、最大の恩恵を受けるのはホンダになるとの見方がある。
 
米消費者情報誌コンシューマー・リポーツの自動車試験担当ディレクター、ジェーク・フィッシャー氏は「ホンダにとって最高のタイミングだ。ホンダの車は燃費性能で現代などに後れを取っていると考えられていた」と話した。ホンダの新型「アコード・セダン」の売り上げは好調で、今月発売予定の2013年型「シビック」にも期待が集まっている。
 
年間35万人の自動車購入者を調査するストラテジック・ビジョンによると、現代の売り上げは今後数カ月で最大11%減少する可能性がある。同社自動車部門のアレクサンダー・エドワーズ氏は、現代の顧客が代替としてホンダ車を購入するケースが多いと話した。

もともと現代自はホンダを狙い撃ちして販売を伸ばしてきましたからね。 ターゲットの顧客がカブっているから当然でしょう。

アメリカは「フェア」であることをすごく重要視しますから、燃費水増しはイメージ悪いですね。

ホンダの米マーケティング責任者、マイク・アカビティ氏は「慎重に燃費評価を行ってきた。あらゆるデータを3回確認しているので、顧客は実際の燃費に満足している」と話した。環境・エネルギー戦略担当シニアマネジャーのロバート・バイネンフェルド氏は「ホンダの王冠には、いかなる犠牲を払っても守りたい宝石は少ししかない。その中でも1番に守りたいのが信頼だ。燃費性能を公表するときは、うそ偽りのないことが極めて重要だ」と話した。
 
現代の燃費表示訂正に伴い、小型車シビックの燃費が現代の同クラスの「エラントラ」の燃費を再び上回った。同モデルの燃費は10年の発売当初、市街地走行で1ガロン当たり29マイル、高速走行で同40マイルと表示されていた。今はそれぞれ28マイルと38マイルに引き下げられている。12年型シビックの燃費は、市街地走行で28マイル、高速走行で39マイル。

でもホンダも他社の失策に助けられているだけでなく、ちゃんと自力で現代自に勝たないとね。