ボーイング787のLi-ion電池には冷却装置がない?

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787問題でボーイングに与えられた2つの選択肢  :日本経済新聞

サドウェイ氏は787で使われているリチウムイオン電池を実際に見たとき、「冷却装置がないように見受けられたこと」に驚いたという。
 
同氏の説明によると「大型バッテリーでは周囲への放熱では間に合わないくらい大量の熱が発生する可能性がある。その結果バッテリー温度が危険な水準に高まり、膨張や最終的には発火を招く恐れがある」。
 
たとえば携帯電話用のリチウムイオン電池が安全なのは、端末の外面近くに内蔵されてているために熱が蓄積されず、問題が生じないためだ。
 
それとは対照的に、787型機のリチウムイオン電池は、ノートほどの大きさの電池8個が隣り合う形で密閉された容器の中に収められている。つまり両端の電池以外、自らが生み出した熱を発散できない。残る6個の電池は容器の外に熱を放出できず、互いの熱で過熱していく。

まさかそんなことはないと思いますが、外気温の低い高空ではなく駐機中にトラブルが多いというのは気になりますね。