オペアンプが届きました。 とりあえず顔見せにサッと聴いていきましょう。
もちろん差動合成(LPF)のオペアンプはTL072に戻しています。
最初に聴いたのはOPA827。 OPA627系なのかと思ったら、予想に反してとても聴きやすいです。 ギスギスしたところが全くありません。
解像度や生々しさがいま一歩という気もするけど「これで何の不満がある?」と思わせるところがあります。 細かい音質の特徴を言及する必要がないくらい、レベルの高い「万人受けする音」だと思います。
もしDACを置くのが寝室だったら、このオペアンプを選んだでしょうね。 他人にオススメして間違いのない音です。
お次もBBのOPA211ID。 こちらは音離れよく解像度も高いけど、ちょっとシャープな感じかな? 低音はあまり出ていないけど、鳴らし込めば良くなる期待感はあります。
3番手はLME49990。 LME49860やLME49720が、悪くはないけど期待が大き過ぎたせいで、正直そんなに期待していませんでした。
ところがどっこい。 繊細このうえないのに、ハードロックもかなりいける! 解像感がもう少し欲しいような気もするけど、これも鳴らし込みで解決するでしょう。
OPA627やOPA827のレベルからさらに頭一つ抜けた感じがします。 クセがないので、I/V変換だけでなくLPFにも使いやすそうな気がします。
4番手はLT1468-2。 リニアテクノロジーのオペアンプを使うのは実は初めてです。
一聴して分かったのは、そのとんでもない解像力の高さです。 ここまで細かい音が聴けるオペアンプはそうそうありません。
それでいてサウンドにゴチャゴチャした感じがなくて、聴きやすいレベルを保っています。 スピード感やエネルギーバランスもケチをつけるところがありません。
音質については、8項目を5段階評価(40点満点)しているのですが、LT1468-2はなんと39点になってしまいました。
ちなみにOPA627やOPA827のクラスが30~33点、LME49990が38点でした。
4つ目のオペアンプにして「黒ひげ」が飛んでしまった感じですね。 まだ聴いてないオペアンプがたくさんあるのだけど、どうしよう?
でも次の日に聴いてみたら、アラに気付くというパターンも多いしな...
しばらくLT1468-2を鳴らしこんで、相棒のLPF用オペアンプを探しつつ、その能力を見極めてみたいです。