クラシコに臨むがけっぷちのマドリー|コラム|サッカー|スポーツナビ
ピッチ上の出来事について言えば、サンティアゴ・ベルナベウでの第1レグはもちろん、過去2シーズンの対戦においてマドリーはほかのどのチームよりもバルセロナを苦しませてきた。だが本コラムでこれまで繰り返し指摘してきた通り、マドリーが近年犯してきた過ちはそのプレー哲学にある。
世界最高レベルの選手を買いそろえる資金力を有しながら、モリーニョは自分たちが能動的にゲームを支配しゴールを奪いに行くのではなく、相手のミスに依存するカウンター戦術に頼ったチーム作りを行ってきた。
そのマドリーがゴールを奪いに行かなければならなくなった今回、彼らがどのようなプレーを見せるのかは大きな疑問の1つだ。
4年前から一度もボールポゼッションでライバルに後れをとったことのないバルセロナを相手に、マドリーがゲームを支配することは可能なのだろうか。それともマドリーは相手ゴールへと辿り着くための手段として、やはりバルセロナのミスを利用するカウンター戦術にかけるのだろうか。その場合、はたしてバルセロナは相手が必要とするミスをどれだけ冒すのだろうか?
バルサは正しく、モウリーニョ(=レアル)は悪役で間違っている、という図式が相変わらず好きだね。
[コパ・デル・レイ]C・ロナウド2発!バラン連発!レアルがバルサに3発完勝で決勝へ (ゲキサカ) - Yahoo!ニュース
コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)は26日、準決勝第2戦を行い、レアル・マドリーが敵地でバルセロナを3-1で下し、2試合合計4-2として決勝進出を決めた。バルセロナの本拠地カンプ・ノウで行われたクラシコは、前半13分にFWクリスティアーノ・ロナウドのPKでレアルが先制。後半12分にC・ロナウドが追加点を決めると、同23分にはDFラファエル・バランが第1戦に続くクラシコ連発で試合を決定づけた。
サイクルの終わりが見えて、崖っぷちだったのはレアルじゃなくてバルサの方だったんじゃないのかな?
なぜバルデスは突然退団を表明した?バルサで守護神を務めるという孤独。 - Number Web : ナンバー
「彼の決断を尊重したい。時に我々はバルセロナこそ最高のクラブだと考えてしまいがちだが、他の場所、他の文化を経験する権利はみなが持っている」
病気の治療でニューヨークへ向かう少し前、ティト・ビラノバ監督はそう言っていた。
しかし、なぜ彼はシーズン終了まで黙っていられなかったのか。
重要な試合が続くこの時期、しかもビラノバは再発した耳下腺腫瘍の治療中という時に、彼はチームが余計な騒音にさらされることを承知で退団の意思を公表した。それは多くのバルセロニスタにとって理解しがたいことだった。
グアルディオラは帰ってこないことが確定し、後継者のビラノバは腫瘍再発で戦線離脱。 選手の中からも不協和音が出ています。 バルサは新戦力がフィットするのも時間が掛かるので、今のサイクルが終わったら立てなおすのにすごく時間が掛かるように思います。
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失点に動揺するバルセロナのボールポゼッション率は66%に達し、決して悪くはなかった。ただし、ミランの指揮官アッレグリは、バルサDF陣と中盤の間を徹底的に潰す指令を選手たちに出していた。
いくらボールを持たせても、どれだけパス回しを好きにさせても、PA前まではボールを運ばせないし、シュートすらも打たせない。この守備コンセプトをDFコンスタンやDFサパタといった無名の選手たちが、90分間忠実に実行した。
試合後、バルサDFピケは「自分たちのプレーをさせてもらえなかった」とうなだれた。
それに対してミランやインテルなんかは監督が変わろうが選手が大量に流出しようが、立て直すのは早いです。 ミランなんてシーズン開幕当初はボロカスに言われてましたからね。
モウリーニョは今シーズンで退団するんでしょうが、レアルもすぐに次のサイクルに入れると思いますよ。
レアル監督、バルサに皮肉お見舞い - スペインリーグニュース : nikkansports.com
25日に開かれた前日会見に出席。この試合を裁くマジェンコ主審に対して、バルセロナのモウラ助監督が「彼が笛を吹く試合では、チームの成績はひどい」と、審判にプレッシャーをかける発言を行った。これについて聞かれたモウリーニョ監督は、皮肉たっぷりに返答した。
「私は昨季、バルセロナに教えてもらった。そのことを大事にしたい。判定に口を挟まず、審判を囲んで威圧しない。シミュレーションもしないし、スポーツマンシップを取る、ということをね。もちろん、彼らが見せている素晴らしいプレーも、大事な教えさ」。
審判に対しても、バルサの神通力は通じなくなっているようですね。