朝日新聞デジタル:サンスイの音色、OBが守る 修理依頼絶えぬ埼玉の工場 - 社会
音質の良さからオーディオファンの間で高い評価を得ている高級アンプ「サンスイ」。製造元の山水電気は昨年4月に経営破綻(はたん)したが、OB3人がいまも細々と修理工場の営業を続けている。全国各地から「名器」の修理依頼が届く工場を訪ねた。
埼玉県入間市。住宅街の一角に建つプレハブ小屋には、はんだごての焦げた臭いが漂っていた。床には修理を待つアンプが10台ほど並んでいる。「どんな故障でも何とか直してみせるよ」。奥の作業台に座る横手正久さん(75)が笑いながら話す。
下藤沢にこんな工房があったんですね。 知りませんでした。
自分がオーディオにハマりだした頃に、国産アンプのトップブランドとして君臨していたのが山水でした。
修理工場は、山水電気で長く商品企画を担当して退職した大島市朗さん(62)の呼びかけで02年にできた。横手さんと、設計や修理を手がけた大塚哲男さん(72)の2人が参加。山水電気の「水」の英語(aqua=アクア)から、アクアオーディオラボと名付けた。
「思い出が詰まり、大事に使い続けてもらった物ばかり。いつまでもサンスイの音を聞きたいという要望に応えたかった」と大島さん。古巣から計測器を安く買い取り、知人を頼りに旧型の部品を集めた。
いまは月30台ほどの修理依頼が舞い込む。うち7割がサンスイだ。ほかにも真空管アンプや現在は営業していない海外社製品など修理先がないものも届く。
採算で考えるとなかなか難しかったりしそうですが、ぜひ後継者も育てながら続けていってもらいたいですね。
禄太郎
昭和のモノは必要なところに必要なコストをかけて、丈夫に作られていますし、
回路構成も比較的単純なので、代用品を使ったりすれば何とかなるものが多いです。
それと比べると最近のはブラックボックス化したICの使用が多くて、それが
入手不能だともうお手上げ状態になります。
とは言うものの、いくら昭和の名機でも永久ではありませんし、一時代の終わりが
近づいているのを日々感じている私であります。後継者は・・・どうでしょうねぇ。
月30台で技術者3人でしょ。それなりのスペシャル料金頂かないと厳しいでしょう。
すみません、夢のない内容になってしまいました。
ダブリン市民から禄太郎への返信
既に年金貰ってたりして、これだけで食べてる訳ではないでしょうからね。
ただOBの方のお歳を考えると、いつまでもというふうにはいかないでしょうね。
ちなみに工房がある場所は嫁の前の職場の近く、つまり禄太郎夫妻と食事した辺りです。