LT1468-2を一昼夜鳴らしてから聴いてみましたが、前夜は気づかなかったキャラクターに気付きました。
初見でも「もう少し艶があれば」と思ったものですが、ちょっとハスキーになるんですよね。 減点1点として38点に訂正します。 LME49990と同点ですね。
これがLT1468-2のキャラなのか、LPFのTL072の影響なのかは、LPFを差し替えてみないと分からないです。
その前にLME49990についても、I/Vに使って一晩鳴らしこんで確認してみました。
本当に「過不足ない」というか「何も引かない、何も足さない」印象なんですが、心躍るものがあるかというと...
LT1468-2とも共通しますが、音楽を楽しく聴くためには、少しは盛ってもいいんじゃないかと思いますね。
以下、取っ替え引っ替えして聴いた結果です。
I/V:OPA827 + LPF:LME49990 期待はずれ。 LPFはTL072の方が良かった
I/V:OPA627 + LPF:LME49990 OPA627のネガが目立たない
I/V:OPA627 + LPF:LT1468-2 すごい! LT1468-2はLPFでも使えるね
I/V:LME49990 + LPF:LT1468-2 聴きなおしてみると意外と悪くない
I/V:LT1468-2 + LPF:LME49990 でもやっぱり解像度の高さはこちらが生きる
I/V:LT1468-2 + LPF:LME49720 LME49990より少し落ちるが、音に伸びが出る
I/V:LT1468-2 + LPF:LME49860 LME49720より音良いが、スピード感足りない
I/V:LT1468-2 + LPF:MUSES8820 サ行の付帯音気になるがボーカル前に出る
あんまり「端麗辛口」な方向に行き過ぎてしまうと、やっぱり楽しめない音になるんじゃないかと思います。 もう少し彩度があるというか、ヴィヴィッドな感じがほしいなと。
まあ、あんまりDACだけで音色を決めても仕方ないんですが、アンプのSA-80が色付けが少ないのでね。
試しにアンプをYS1に替えたら、血の通った音にはなったんですが、やっぱり物足りない。
もう少し遊んでみたいと思います。
それにしても自分はOPA627の音が好きなんだなと思いました(音質の高さは評価するけど、受け付けないという人が結構多いんですが)。
オーディオ的には後発のオペアンプに抜かれてしまった部分もありますが、そのサウンドは唯一無二です。
まさしく「キング・オブ・オペアンプ」ですね。