自動車業界をあげて、EV急速充電インフラ整備へ

日産川口常務「次世代車両のためのインフラ整備は力を合わせる」 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

日産の川口均常務執行役員は同日、都内で会見し「自動車会社は競争が激しい業界とよくいわれるが、新時代、次世代車両のためのインフラの策定にあたっては力を合わせていく。そうした協力関係の中で充電インフラの設置の加速化、ならびに各社ばらばらではなくユーザーの利便性を向上させることを促進していきたい」と合意に至った背景を語った。
 
今回の合意に基づき4社は普通充電器を商業施設や高速道路のサービスエリアなどに8000基、急速充電器はコンビニエンスストアやガソリンスタンドなど4000基をそれぞれ設置する目標を掲げた。

「買い物中の30分間で終わる」とか言われても、まだ買い物が終わらなければクルマのところに戻って移動させなきゃいけないんでしょう? だったら充電終わるまで待ってる方がいいよ。
そうなると10分どころか5分くらいでないと、急速充電とか使いたくないですね。

心配なのは、急速充電器をたくさん導入するのはいいけれど、今後技術が進化して「5分で充電できる」ようになったら、30分掛かる充電器は無用の長物にならないのかなと。

設置費用に占める充電器本体の価格はそれほどで大きくないので、更新しても全てが無駄になるわけじゃないとは思うけど、技術レベルが低い段階で大規模に導入するのはどうかと。

そのうち急速充電器の待機電力が問題になりそうです。

トヨタとホンダ、充電インフラ推進の思惑 (東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース BUSINESS

一方、トヨタ、ホンダといえば、HVの展開で先行している。(中略)
 
その2社が展開するPHVは、EVのように充電のみで走れるのが魅力とはいえ、「夜中に自宅で充電すれば十分で、出先ではガソリンのみで走るので、急速充電する必要があるかといえば、そのニーズはあまりない」と関係者は明かす。トヨタ、ホンダともにEVは、少人数乗りで短距離移動するシティコミューター向けの需要はにらんでいるものの、本格的な乗用車向けとしては、あまり力を入れていない。ただ、今後、EV向けの電池などに目覚ましい技術の進化があれば、情勢は変わる可能性はゼロではない。
 
(中略)その点を考えると、トヨタ、ホンダが充電インフラの推進に加わったのは、可能性の一つに保険をかけておく、という意味合いが強そうだ。EVの普及にしゃかりきな日産、三菱自とは、やや温度差がある。

日産や三菱としても、例のCHAdeMOの推進含めて、トヨタとホンダにどうしても加わってほしかったんでしょう。 まさしく呉越同舟です。

日産の田川執行役員「EVはどこかの段階で販売が大きく伸びる」 (レスポンス) - Yahoo!ニュース

その根拠になっているのが米国市場だ。「昨年はそれほど売れなかったが、現地生産が始まって、改良が加えられたことによって、4、5、6月は月に2000台売れ、一部では供給が足りなくなっている」と田川執行役員。
 
そのため、お客にEVの良さが浸透すれば、販売も大きく伸びるというわけだ。いまはまだ、浸透に時間がかかっている状態で、充電設備や航続距離の問題などお客の心配事を解決できれば、多少時間がかかるかもしれないが、目標の150万台は可能とみている。

その「どこかの段階」がいつ来るのかが重要な訳でね。