「最後の成長市場」アフリカに挑む日系自動車メーカー

本気でアフリカ目指す日系自動車 世界最後の成長市場へアクセル (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS

「流行した言葉じゃないけど、『今でしょ』。本気でやらないと遅れる」。ホンダのアフリカ四輪課の市川博英課長は、こう危機感をあらわにする。同社は9月、1億6000万人とアフリカ最大の人口規模のナイジェリアで輸入販売を始めた。これまでは現地の販売代理店が行っていたが、自社の現地法人が直接手がける方式に改めた。2014年に、12年比6割増となる4000台の販売を目指す。また、昨年末からはインドで生産する新興国専用車「ブリオ」の販売を南アフリカで始めた。
 
アフリカ全体での販売台数は、12年で1万3000台だが、今年はすでに9月までで1万4000台。市川課長は「二輪車で培ったブランド力を生かしたい」と意気込む。日産は南ア、エジプト、ケニアに次ぐ4カ国目の生産拠点(委託を含む)をナイジェリアに設ける。地元資本の企業に生産委託する形で、来年4月から現地生産に乗り出し、大型ピックアップトラックを生産する計画だ。来年末には、南アで低価格の世界戦略車「ダットサン」の販売も計画するなど、幅広い車種を扱い販売攻勢をかける。担当者は「12年度に11万台だった販売台数を16年度には倍増させたい」としている。

まずはもっと丈夫なクルマを作らなければね。