2014年 4月28日(月)
夜中も何度かクルマの出入りがあった。 治安が悪いわけではないが、何となく落ち着かないところだ。
朝になると、柴犬を連れたおばさんが散歩にやってきた。
キャンプ場というよりは「キャンプが出来る広場」というべきなのかもしれない。
朝食も簡単に済ます。 このキャンプ場はゴミが捨てられないので、出発後にローソンに戻って捨てさせてもらう。
昨日までの2日間は移動が主だったが、今日からが「山陰」ツーリングの本番だ。 まず最初に立ち寄るのは余部橋梁。 ここも10年前に来たことがある。 残念ながらかつて威容を誇った鉄橋は、コンクリ橋に架け替えられてしまった。
写真を撮っていると、ちょうど上り列車が差し掛かった。 今日は風はほとんどないが、ゆっくりと進んでいく。
コンクリ橋の横には、かつての鉄橋の橋脚が途中まで残されている。
道の駅が併設されていることもあって、まだ早い時間帯にも関わらず観光客は多い。
かつて東洋一と云われた余部鉄橋。 後世に残すべき遺産だったと思うんだけどね。
鉄橋跡はどうやら展望台になっているようだ。 上ってみることにする。
餘部駅は山の上にあるが、バイクやクルマで上がれる道はない。
距離はないが結構な高低差がある。 急な坂道を上って駅に到着。
橋の架替えと同時に、ホームや駅舎も近代的な作りに変わっていた。
これがかつての本線。 この先に鉄橋がある。
夜間は閉鎖されるのかな。
なんて写真を撮っていたら、下り列車がやってきた。 慌てて鉄橋へダッシュしたが列車が来るのが早かった。
それにしても... この造りは無いわ。 センス悪すぎ。
自殺の名所にしないためにフェンスを高くしたんだろうけど、本当に死にたい奴ならコンクリ橋を歩いて行って飛び降りるよ。 無人駅なんだし。
一部、ガラス素通しになっていたり、こんな風にスースーしたところもあるけど、全然怖くない。
立ち入り可能なエリアのフェンスの隙間から対岸方向を見ると、真正面にトンネルが見える。
余部鉄橋が架け替えられることになったのは、塗装をはじめとする保守費用が高かったかららしい。 しかし旧橋は98年間もの長きに渡って供用され続けた。 新しいコンクリ橋は何年持つのだろうか?