鳥取砂丘を出発してさらに西へ。 はわい温泉にやってきた。
といっても単に通りかかっただけ。 道端にはパームツリーが植えられていて南国ムード...はまるでない。
それよりだんだんと雲が厚くなってきた。 こりゃ降るのも時間の問題、と思ってるとすぐに本降りに。 慌てて木の下で合羽を着こむ。
問題はスマホで、HTL22は防水ではないので雨中では使えない。 eTrexの地図を参考にして走るしかない。
当初の予定では、植田正治写真美術館に立ち寄るつもりだったのだが、大山の南側は天気が悪そうだ。 合羽を脱いだり着たりするのも面倒なので、またの機会にして美保関灯台を目指す。
米子でR431へ右折。 境港から松江側に渡る境水道大橋はなかなか凄い。 雨じゃなかったら走りながら撮りたかった。
県道2号を走って美保関灯台に到着。 悪天候にも関わらず、クルマは常時10台程度停まっている。
幸い雨はポツポツ程度で、傘をささなくても歩ける。
珍しく灯台に隣接したビュッフェがあった。 立派な観光地になっているようだ。
ビュッフェの建物は、灯台の吏員退息所だったところらしい。
夕日を見ながら食事なんて出来たらロマンチックだろうけど、残念ながら夕日は山側に沈むんじゃないかな?
美保関灯台は山陰最古の灯台なのだとか。 建てられたのは19世紀末(1898年)で、当時は1等灯台だったらしい。
高台にあるので塔は低いけど、歴史を感じさせる造りだね。 「日本の灯台50選」のみならず、「世界灯台100選」にも選ばれている(日本の灯台からは5つだけ)。
見学を終えて駐車場に戻ってくると、また雨が強くなってきた。 トイレの屋根の下でルートを確認。 リポDを飲む。
また境水道大橋を渡って境港に戻る。 目標は江島大橋。 通称「ベタ踏み坂」だ。
CMで取り上げられたからだろう、観光客がたくさんいて写真を撮っていた(自分もその一人)。
ただズームを望遠寄りにしないと単なる普通の橋だ。 携帯のカメラでは上手く撮れないんじゃないかと思う。
ちなみに反対側はこんなふうに蛇行している。 自分はこちら側から走ってきた。
ちなみに勾配は最大でも6.1度であり、キャンプ道具満載のWave110iでもスロットルを余らせて余裕で登れる。
江島から県道338号でR431に戻る。 松江市街のセルフで給油。 間違えてR9に出そうになったものの、引き返してR431へ戻りひたすら西へ。 これが長かった。
ホームセンターでトイレを借りたところでキャンプ場の位置を確認。 もうあと少しだ。
金属加工業者が並ぶ小さな工業団地の隣に平田森林公園ターゲット・バードゴルフ場がある。 その間の道を進んで左に下ると炊事場がひとつだけのキャンプ場がある。 ここが平田森林公園キャンプ場だ。
隣は貯水池。 グラウンド状態はお世辞にもよいとは言えないし、今夜は結構降るらしい。
今夜は他に利用者もいないので、炊事場の屋根の下にテントを張らせてもらう。
靴も濡れているし、風呂に入ってさっぱりしたいところ。 近くに「ゆらり」という温泉もある。 でも合羽を脱ぐのが面倒なので、今日は買い出しだけで済ませよう。
平田シッョピングセンターViVAというところで買い出し。 境港が近いということで、いい魚がたくさんあって迷う。
それだけでなく牛肉も良質でしかも安かった。 しかし天気が良ければ焼き物をするのだが、あいにくの雨。 仕方なく、豚肉を煮て食べる。
18:59 友人Hからメール。 無事に身近島キャンプ場に到着したものの、向こうも雨が降っているようだ。 管理事務所の屋根の下は満員で、林の奥の方に設営したらしい。 原付やチャリでしまなみ海道を渡るのが流行っているからね。
食事を終えた21時頃、ラジオを聞いていたら1台のクルマがやってきた。
こんな時間になんだ?と思ったら、雨の中テントを設営していた。 クルマなら車中泊も出来るだろうに、こんな雨の日に、こんな時間に、こんな所でテントを張るなんて、物好きだね。 他人のことは言えないが。
本日の走行距離 286.4km
Google Earth用KMZファイル(豊岡市~出雲市) → 20140428.kmz