今回のツーリングの目的地は、なぜ大垣、養老だったのか?
それは友人Hがハマっているという漫画『聲の形』の舞台になっているからだ。
実際には公式に舞台が明示されている訳ではないようだが、作者が住んでいるのが大垣市であり、漫画のカットと写真を比較して特定しているサイトもある。
Hは漫画にも出てくる養老天命反転地にも行きたいと言っていたのだが、有料なので断念したらしい。
まあ、同じ漫画のファンであるT朗君と一緒に行った方が楽しめるかもね。
養老公園から一路、大垣市街へ。 大垣市奥の細道むすびの地記念館の脇を入ったところにある「四季の広場」へ。
「奥の細道」って東北の方に行っていたと思ったのだけど、こんなところで終わったのね。
この「虹の橋」も漫画の印象的な場面に出てきたようだ。
対岸はこんな感じ。 時計台がある。 鯉もいた。
川にしてはヘンな形だと思ったら、どうやらお城(大垣城)のお掘らしい。
写真を撮りまくる友人H。 ファン心理というのはわからんでもないよ。
ほとりに建つ建物は、大垣市総合福祉会館。 ここの3階も漫画に出てきたらしい。 姿が見えないと思ったら、Hはわざわざ上ってきたらしい。
ここではたらい舟に乗って遊覧できるらしい。 なかなか気持ちよさそうだ。
次に向かったのは、大垣駅から南へ伸びる県道57号線の新大橋。
なんてことない場所に見えるが、ファンにとっては作品が目の前に立ち現れるような感覚なのかもしれない。
しばらく座ってたら、カメラを持った10人くらいの若者たちがやってきて、ひとしきり写真を撮って去っていった。 ハラが減ってきたな。
ここのアーケードの屋根には、なぜか階段がある。 なんでだろう? 避難用?
漫画の舞台巡りはこれくらいにして、続いて向かったのはJR美濃赤坂駅。
昼飯(ひるい)で見つけた廃線跡に佇むH。
この踏切の信号機はまだ生きていた。 来るはずのない廃線方向に赤信号を灯している。
美濃赤坂駅は東海道本線の赤坂支線の駅。
すごく懐かしい感じの駅舎だ。
間口の広さが印象的。
中はひんやりして気持ちがいい。 改札は無人だが、床には駅員が切符切っていた頃の名残があった。
左が貨物で右が切符の窓口らしい。 裏の事務所には電気が点いていた。 西濃鉄道の事務所として使われているらしい。
意外に本数あるんだね(失礼)。 八高線(高麗川~高崎)と同じくらいか? 駅前には結構な広さの駐輪場があったので、通勤通学で利用する人はそれなりにいるのだろう。
ホームの様子。 向かいの貨物用プラットホームの方が屋根もあるし立派だったりする。
美濃赤坂駅を出発してスーパーへ買い出しに行くのかと思ったら、Hはどんどん路地の方に入っていく。 どうやら西濃鉄道昼飯線の駅を探しているらしい。
途中で昼飯大塚古墳に遭遇。
前方後円墳だね。 犬の散歩をしている人がいたが、確かにお誂え向きな場所だ。
県道216号線へ出る。 「関係者以外立ち入り禁止」と書いてある河合石灰工業の道路に入っていくH。 怒られるのは嫌なのでしばらく戻ってくるのを待っていたのだが、一向に戻ってこない。 捕まったのか?
県道の先に、引き込み線の踏切があった。 この先が美濃赤坂駅に通じている。
そして反対側。 この先はどうなっているのかな?
裏側に回ってみると、線路はここで行き止まりになっていた。
ここは美濃大久保駅の跡のようだ。
ここでスイッチバックして右手にカーブしながら昼飯駅、さらに石灰の採掘場へつながっていたらしい。
まっすぐ行くと、先ほどの踏切に出る。
県道216号線に戻ると、Hから電話が掛かってきた。 合流してマックスバリュ垂井店で買い出し。
キャンプ場に戻って荷物を置いてから、池田温泉に浸かりに行く。
18:42 キャンプ場へ戻る。 風呂あがりにすぐに酒が飲めるのはいいね。
最近、キャンプのときは袋入りの千切りキャベツを食べるのだが、袋のままドレッシングを投入して食べると食器も汚れず便利だ。
昨日と違って今日は涼しくて快適だ。 関東から西日本へ遠征する際の中継地点として利用価値が高いし、これならまた利用したいものだね。
この日は早めに宴会を始めて23時には就寝した。
本日の走行距離 54.8km
Google Earth用KMZファイル → 20140727.kmz