「お上」から指示されないと動けない日本人

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崩壊:土砂災害対策の15年/上 警戒区域、指定に開き 東京184.7%、北海道11.9% 住民の反発、対応異なり - 毎日新聞

2011年2月、千葉県船橋市南部で開かれた説明会でも、住民と県や市のやりとりは平行線をたどった。主婦の****さん(43)は失望した。自宅裏には高い崖がある。結婚後10年あまりをこの地で暮らしてきたが、各地で土砂崩れが起きるたびに「うちも危ないんだよね」と夫婦で不安を口にしてきた。指定されると対策はどう進むのか。説明会で確認したかった。だが結局、指定をどうするかの結論も示されなかった。
 
千葉県は船橋市内の危険箇所60カ所のうち26カ所の基礎調査を済ませ、11年に説明会を開いたが、一部住民の反対で市から「指定を一時保留してほしい」と求められた。今も市内に一カ所も警戒区域指定がない。市担当者は「住民の協力がなければ崖崩れの防止工事もできず形式的な指定になる」と説明する。一方、福岡県は必要と判断した全箇所で指定を終えた。当初住民の意向に慎重になったが、09年の中国・九州北部豪雨を機に方針を転換。担当者は「反発する住民もいるが、命を守るためと理解してもらうしかない」と話す。

(個人名は伏せました)

警戒区域に指定されなきゃ自分で動けないの? そんなに心配だったら引っ越すなりすればいいんじゃないかと思うんだけど。 自分の命でしょ?
もし警戒区域されなくても土砂崩れが起きる可能性がゼロという訳でもないし。

ウチの家もけっこうな崖の上に建ってますが、購入前には擁壁の図面を取り寄せたり、地質を確認したりして納得の上で建てています。 万一崩れた場合でも被害が少ないように、建屋は崖側から離してレイアウトしてますしね。

今回の広島の土砂災害では、自治体側の対応の悪さもとりあげられていましたが、行政ができることにも限りがあります。
自治体におんぶに抱っこじゃなくて、自分のアタマで考えて行動することが大切だと思います。