最低水準…住宅ローン、低金利のワナ : ホームガイド : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
住宅ローン金利が低い今は、利率の高い時期に借りた人にとって借り換えのチャンスでもある。
深田さんは、返済中のローンが金利2%以上、残高1000万円以上などの場合、借り換えを検討する余地があるとし、「毎月の返済額は減らさず、期間を短縮して返済総額を抑えるといい」と助言する。
ただ、別の金融機関への借り換えには通常、保証料などの諸費用がかかる。ソニー銀行など保証料が無料のところもあるので、金融機関のサイトの借り換えシミュレーションを活用し、比較検討するのもいい。
なるほど。
住宅ローン金利推移と住宅ローン金利動向について | 住宅ローン比較/住宅ローン金利比較ランキング : 日本住宅ローンプランニング
2000年ごろや2006年ごろが金利が高いかった時期と言えますが、ちょうど前者がITバブルの時で、後者が、ライブドアなどが印象的な新興市場バブルの時ですね。まさにバブルがおきるような景気の過熱時には金利は高くなるものですが、ではいくらなのかと言うと・・・たかだか1%後半です。この14年間で長期金利は2%を超えていないんですね!
金利上昇のリスクは確かに頭の片隅くらいには入れておいた方がいいとは思いますが、とはいいつつ今の日本での「金利上昇」は、世界の金利状況から言えば、金利上昇とは言えないようなきわめて低いレベルです。
今後の金利上昇リスクを煽る専門家もいますが、過去の実際の金利動向を見る限り、あまり心配しすぎる必要はないのでは?というのが当サイトの認識です。(中略)
心配しすぎて長期固定金利で高い金利を払うくらいなら、
・比較的金利が低めの10年固定金利を利用する
・長期固定金利と短期変動金利の「ミックス金利」を利用する
などで「ほどほどに自衛する」くらいでいいのではないでしょうか?
今までも「金利は今が底」とか「これから上昇するから固定金利がいい」と言われてきましたが、結局ずっと低金利が続いています。
ただ来年には米FRBが利上げしそうです。 成り行きではドル高円安になりますが、もし為替が120円/$なんて水準になったら大幅な経常赤字になってしまうので、日本は立ち行かなくなってしまうでしょう。
リーマン・ショック後の5年間で、日本経済は不可逆的な構造変化を起こしてしまったので、もう以前のような輸出立国には戻れないと思います。
そうすると100円±5円/$の範囲に収めるためには、日本も金利を引き上げなければならなくなるんじゃないかと思います。 もちろん国債の利払いが大変になるので、そんなにドラスティックには上がらないと思いますが。
株でもそうですが、大多数のプレーヤーが「もう落ちるだろう」と言われている間は伸びていき、大多数が「ひょっとしてこのまま伸びていくかも」と思い始めたところで落ちるんですよね。 スケベ心を出したところで梯子を外されるというね。
住宅ローンの返済期間、年間返済額、金利タイプの平均は?国土交通省調べ : 日本住宅ローンプランニング
先日のこちらのコラムでは、住宅ローン金利タイプの市場シェアについて、国土交通省のデータによればこうなっているとご案内しました。
・変動金利 : 69.5%
・当初固定金利 : 25.5%
・全期間固定金利 : 7.0%
つまり・・・7割近い方が変動金利タイプを選んでいるということですね!逆に全期間固定金利タイプのシェアがわずか7%というのも衝撃です。
全期間固定金利と言えばフラット35=住宅金融支援機構なわけですが、 2013年4月から2014年3月までの1年間の住宅ローンの新規貸出額が5兆8,441億円なのに対して、住宅金融支援機構の貸出額は4,861億円であり、そのシェアは8.3%ということですね。
もちろん民間銀行の住宅ローンの中でも全期間固定金利の貸出額はそれなりにあるとは思いますが、それを考慮しても、「残高シェア」が7.0%に留まるという状況がそれなりに納得できる水準となっています。
ファイナンシャルプランナーなどの「専門家」や、住宅ローン初心者が好む全期間固定金利ですが、実態としては極めてマイノリティな金利タイプであることが分かりますね。
固定金利というのは、金融機関が(ほぼ)損をしないように設定した金利だと思います。 借りる方からしたら、安心料として金利を上乗せして払っているのですが、無駄といえば無駄なお金です。
ただリーズナブルな範囲内ということでは、10年固定タイプというのはアリでしょうね。