生活保護の三重受給 「現行制度では防ぎようがない」

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生活保護:「現行制度では防ぎようがない」…三重受給容疑 - 毎日新聞

 「知人宅を転々としている」。東京近郊の相模原市。同市生活支援課に2012年11月、すがるように生活保護を申請したのが、再逮捕された春日野容疑者だった。3年以上前から東京都三鷹市で生活保護を受給していることは口をつぐんでいた。(中略)
 
春日野容疑者の“自治体回り”は続く。年明け、川崎市麻生区にも足を運び、これまでと同様に保護申請した。川崎市の担当者は言う。「他で受給してないですかと聞いたが、春日野さんははっきり『してません』と。単身女性となると、保護を優先する面もある」。13年3月から3カ月間、川崎市からも約64万円を受給し、“三重”になっていた疑いが持たれている。
 
毎日新聞が7月27日に三重受給の疑いを報道した2日後、東京都庁では、都生活福祉部職員と、都内にある市区の生活保護担当者が向き合っていた。春日野容疑者が重複受給していた自治体が多数に上る可能性が浮上し、情報交換のため急きょ集まった連絡会だった。詐取された可能性は都内だけで少なくとも5市区に上る。ある区の担当者は「今回は都から注意喚起のメールが来て分かった。でも普段の業務で他自治体に、受給していないかやみくもに照会するのは不可能」とこぼした。

よく「国民総背番号制反対!」とか言ってる人がいるけどさ、性悪説に立てばやっぱり横串で連携できるようにした方が、デメリットよりもメリットが大きいと思うんだ。
少なくとも生活保護を受給する人は、共通番号制度への登録を義務付けるようにするべきだと思う。