失速するiTunesミュージック 焦るアップルの過剰マーケティングにU2のボノもあきれる|ビジネスモデルの破壊者たち|ダイヤモンド・オンライン
アップルの音楽ダウンロードサービスの「iTunes music」が、2014年初頭から13%も売上を落としたことが話題になっている。同サービスは昨年2.1%減少し、すでに下降気味だったが、今年になってこれだけ顕著に減るとは想像以上だったようだ。(中略)
アップルと音楽とは、そうした背景もあって分ち難い関係なのに、肝心のiTunes musicが下降していることは、否応にも時代の変遷を思わせる。実は、iTunes musicの売上は、2010年頃から伸び悩んでいた。2012年半ば頃から、iTunesサービスでの売上の最大のものは、音楽ではなくアプリになっていたほどだ。
「○○億ダウンロード突破!」とか、いい時は盛んにPRされてましたが、最近はあんまり聞かないと思ったら落ち目になっていたのですね。
他にも
U2の新アルバム『Songs of Innocence』をiTunesのユーザーに無料でプレゼントするという大判振る舞いが、裏目に出たのだ。それは、9月初めに開催され、iPhone6やアップルウォッチなどが発表されたイベントでアピールされた。U2が招かれ、そこで新アルバムが5億人のiTunesユーザーへの「フリーギフト」として贈られることが伝えられた。
ところが、その後自分のデバイスに勝手に同アルバムの楽曲がダウンロードされていることに、多数のユーザーが苦情を表明。アップルは結局、アルバムを消去するツールをリリースしなければならなかったほどだ。
U2のメインボーカリストのボノも、「頼みもしなかったのに、自宅の冷蔵庫の中に勝手にミルクが入っていたようなもの。玄関先に届けるくらいが正しかった」と述べて、同社のここまでの過剰なマーケティングは知らなかったとしている。
個人的には昔からのファンなので言いたくはないけど、今では時代遅れ感のあるU2をCMに起用するとか、正直「ないわ」と思いました。
実は国内に限っていえば、3年前から Walkmanが iPodにを抑えてシェアNo.1になっています。
ASCII.jp:ウォークマン圧勝だが……ポータブル音楽プレーヤーシェア早わかり|高橋暁子の「意外と知らない!? 業界ランキング」
家電量販店の実売データを集計した「BCNランキング」によると、国内量販店月次集計ではアップルは2002年8月から2010年7月までの長きに渡ってトップの座を守ってきた。
ところが、2010年8月に初めてソニーに逆転され、一度は1位に返り咲いたものの、その後は2位のままとなっている。なお、ソニー、アップル以外のメーカーの合計はすべて合わせても数%未満であり、実質両社の争いとなっている。
2011年、ソニーはそれまで8年連続1位だったアップルに差を付け、初めて年間メーカー別販売台数1位を奪還。その後も2012年、2013年と3年連続で年間トップとなっている。
同ランキングによると、両社の年間販売台数シェアは以下の通り。2009年まではアップルが大幅にリードしていたものの、2010年にはほぼ横並び。2011年にアップルがソニーに逆転されてからは、両社の差は開く一方となっている。
スマホ全盛時代に専用プレーヤーで聴く人は、本当に音楽が好きなヘビーユーザーだろうと思います。 アイリバーのAKシリーズなど、音質に拘る人も多いですからね。 iPodは昔から音質自体は褒められたものではありませんでしたし。
サブスクリプション型視聴が全盛になって、iTunesのエコシステムが時代遅れになってきたのに、デバイスでも競合に優位性があるのはiPhoneのシェアだけという状況です。 このままジリ貧になるのか、Beats統合で竹に木を接ぐことが出来るのか、注目したいと思います。