【プレイバック2014】4K対応テレビのカジュアル化 by 本田雅一 - AV Watch
テレビという商品に限ったものではないが、たくさんの人が商品を購入していると、その商品カテゴリには多様な製品が集まる。機能性や特徴といった横の広がりもあるが、コストをかけて品位を高めた製品から割り切って低価格化を目指したモデルまで、上下にも製品が展開していく。
本誌読者は“より高い品位の映像装置が欲しい”という方が多いと思うが、高品位な映像を見せる機器を、手の届く価格帯で購入できるのは、テレビという商品カテゴリが大きなモメンタムを生み、良い意味での競争環境が存在するからだ。
ところが、このモメンタムが小さくなってくると、最大公約数的は“ほどよい製品”に製品が収斂していく。全体の市場が小さくなっているため、象徴的な高品位製品を置く余裕がなくなってしまう。こうした状況では、消費者側も製品の品位よりも価格に目が行きがちなので、程なくして“上位モデル”と言われるような製品が成立しなくなり、市場から消えていく。
フルHDテレビの際を振り返ると、画面を細かく細分化したローカルディミング搭載製品が液晶上位モデルで当たり前のように使われていたが、市場が落ち着いてしまうと店頭からは消えてしまった。
2年前に我が家のテレビを買ったときも既にそんな感じでしたね。 2012年モデルでは900番台の新商品がなくて、HX850とHX750だけでしたから。 HX750にしましたが、ウチでは3DはおろかBlu-rayすら見ないので、それでもオーバースペックでしたが。
2020東京五輪の頃には4Kが当たり前になって、ハイエンドは8Kになってるんだろうな。 それより老化で目が悪くなるので50型の大きさが必要になるように思います。