第2世代「SKYACTIV」はハイブリッド?

マツダの「SKYACTIV」、第2世代へ - 電動化 - 日経テクノロジーオンライン

マツダは、走行性能と環境性能を両立させた「SKYACTIV」技術を第2世代「GEN2」に進化させる。第2世代は「究極の燃焼技術と電動化技術を組み合わせて劇的に燃費性能を改善する」(同社)としており、2016~2018年度の期間に投入を始める。2019年度からは本格導入する計画だ。
 
第2世代へのロードマップは、同社が2015年4月末に開催した決算説明会で明らかにした。SKYACTIVの第1世代の搭載車の普及で、2015年にマツダのグローバルでの全車平均燃費は2008年比で約30%向上している。第2世代の投入で、2020年には同50%の向上を目指すという。

あれだけ「内燃機関にこだわる」と言っていたのは、結局は電動化で出遅れているのを糊塗するためのマーケティングタームだったのかな?

なんで今さらハイブリッドなんでしょうか?

世界的な燃費規制が進む中、エンジンだけでは限界があるのも確かだ。中国では、政府が企業平均燃費を2020年に20km/Lとする方針を示している。トヨタが中国でハイブリッド車を普及させようとしているのはこの燃費規制に対応するためだ。
 
小型車に強いスズキでさえ「中国の規制をクリアするのは簡単ではない。あらゆる手段で対応を進める」との方針を示す。マツダ取締役で中国事業を統括する稲本信秀氏は2015年4月に開催した上海モーターショーで「ハイブリッド車投入も検討事項の一つ」と述べていた。

マツダは中国で20万台以上売ってるんですね。 日本と欧州に匹敵する規模なので、確かに対応は必要でしょう。
でもトヨタとの提携を活かすとしても、THS方式の限界もアクセラへの搭載で理解していると思うのですが、果たして?

SKYACTIV第2世代エンジン開発のカギを握ると見られるのが、マツダの“ミスターエンジン”こと人見光夫氏だ。常務執行役員の人見氏は日経Automotiveに対して「超希薄な混合気が自己着火する研究を進めている」と述べている。内燃機関は、着火や排ガス処理など主要なメカニズムが明確に把握できていない点が多く、熱効率も40%程度になったばかり。常識を覆す取り組みが期待されている。

あれだけ風呂敷を広げたんだから、ぜひ SKYACTIV GEN2で HCCIを実用化してもらいたいものです。