マツダ、3か月連続大幅増 牽引役はCX-3?

新車登録台数、マツダ3か月連続で6割超の大幅増…6月ブランド別 | レスポンス

日本自動車販売協会連合会が発表した6月のブランド別新車登録台数(軽を除く)によると、首位トヨタは前年同月比3.5%増の12万6166台と順調だった。
 
2位の座は3か月連続でホンダが確保。3万7974台(4.2%減)を販売した。3位日産は3万2164台(2.0%増)。4位マツダは『CX-3』の好調な販売もあり、同67.9%増の1万8039台。3か月連続で6割以上の大幅増を記録した。

景気がいい話ですな。 マツダはいま収穫期ですからね。 
ところで CX-3って売れてるの?

CX-3は昨年10月から4ヶ月に渡るティーザーキャンペーンを経たのち、今年の2/27に発売されました。 「クリーンディーゼル専用車」という話題性もあり、評論家も大絶賛で悪い評価なんて見たことがありません。

【MAZDA】新型「マツダ CX-3」を発売|ニュースリリース

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、新型コンパクトクロスオーバーSUV『マツダ CX-3』を全国のマツダ系、マツダアンフィニ系、マツダオートザム系販売店を通じて、本日より発売します。メーカー希望小売価格は消費税込みで2,376,000円〜3,024,000円、月間販売台数は3,000台を計画しています。

その後も「販売好調」と伝えられており、一ヶ月で月販計画の3倍にあたる約1万台を受注したとの発表がありました。

【MAZDA】新型「マツダ CX-3」の販売が好調|ニュースリリース

マツダ株式会社(以下、マツダ)は、2月27日にマツダ初のクリーンディーゼルエンジン専用車*1として発売を開始した新型『マツダ CX-3』の累計受注台数が3月23日時点で、10,076台になったと本日発表しました。

では発売以来の月間登録台数を見てみましょう。

2015/02 2,506台 ※2/27発売
2015/03 5,503台
2015/04 3,259台
2015/05 3,286台
2015/06 2,807台

2月からの累計登録台数は、17,361台 となります。
発売が遅かった割には2月の登録台数が多いですね。 3月が最多となっていますが、年間で最も販売台数が多い月ですから、こちらはもっと多くても不思議ではなかったように思います。

その後はほぼ月販計画に沿った登録台数に落ち着いていますが、発売5ヶ月目で計画台数割れ。 最近は新車効果も半年も経たずに剥げ落ちるのでこんなものかもしれませんが、期待されていたよりは少ないような... 「大ヒット」というより「シングルヒット」くらいですかね?


昨日、帰宅時に前を走っていたのが CX-3だったのですが、「路面からテールゲートの開口部が高いな」というのが第一印象でした。 開口部の幅も狭いですね。 日産ジュークとほぼ同じくらい?

SUVというと前のモデルまでのエクストレイルのように道具としてガンガン使うというのが旧来のイメージですが、CX-3はそうではないですね。 「SUVルックの4座クーペ」というのが実態に近いのかもしれません。
マツダとしても「荷物をたくさん積みたいならCX-5をどうぞ」という棲み分けなんでしょう。 実際にCX-5の売れ行きは落ちていませんから、マツダの戦略は当たっているのだと思います。

ただファミリーカーとしても選びにくい存在なので、お客さんが限定されますね。 その辺りがヴェゼルとの販売台数の違いでしょうか。