【東海道新幹線放火】年金に不満 生活苦で自殺か 容疑者、犯行は家賃支払日 - 産経ニュース
神奈川県小田原市内を走行中の東海道新幹線で起きた放火事件で、焼身自殺した東京都杉並区西荻北の職業不詳、林崎春生容疑者(71)が年金の受給額に不満をもらし、事件当日は6月分の家賃の支払日だったことが1日、近隣住民などへの取材で分かった。県警は家賃が入金されていないことを把握しており、生活苦を悲観して自殺を図った可能性もあるとみて動機の解明を進めている。
近隣住民らによると、林崎容疑者は事件前、2カ月ごとに受け取る年金額について「生活できない」「年金事務所で首でもつろうか」などと漏らしていたという。事件現場の1号車で見つかったリュックサックには、年金相談に関する電話番号が記された手書きのメモがあった。事件前日の6月29日には、ポリタンクを持って自宅近くのガソリンスタンドに行き販売を断られていたという。
今後はこういう事件が増えるかもしれませんね。
新幹線放火:動機は生活苦か 年金に不満「手元残らぬ」 (カナロコ by 神奈川新聞) - Yahoo!ニュース
30年来の知り合いという女性は、同容疑者と顔を合わすたびに「(年金保険料を)35年間支払っているのに、隔月24万円しか支給されない」「税金や光熱費を差し引くとほとんど手元に残らない」と、愚痴をこぼされていた。(中略)
50年来の友人という男性(69)らによると、同容疑者は岩手県から上京。解体作業員や幼稚園の送迎バスの運転手など職を転々とし、約1年前までは清掃会社でごみ収集の仕事に就いていた。約30年前に離婚してから1人暮らしで、飲み仲間と草野球チームをつくっていたという。
介護保険料とか健康保険料とか引かれて家賃を払うと、確かに月12万円では足りなかったかもしれないですね。
でもウチの母が貰っている国民年金なんてもっと少ないですし、無年金状態の人もいます。 年金が少ないのを理由にこのような凶行に走るのは自分勝手と誹られても仕方ありませんね。
今までは生活苦の老人はホームレスになったり、人知れず自殺したり、孤独死したりというパターンが多かったのですが、今後は社会に対する不満を自爆テロのような形で表現する事例が表出するような気がします。
分母となる老人人口が増える訳で、確率からいっても増えるのは間違いないでしょうね。
今回のような焼身自殺だけでなく、自動車による暴走、高速道路での逆走など、体力のない老人でも起こせるテロはいくらでも方法があります。
(主に外国人による)宗教的理由や政治的理由によるテロと違って、このようなタイプは保安チェックなどにより防ごうとしても、物量的にもコスト的にも非常に困難です。
無年金や生活保護以下しか貰えない人に対するセーフティーネットを考える必要がありますね。 その方が結果的に対策コストが安くつくかもしれません。