電気料金、10月の全国平均250円安く 原油安の影響反映 ：日本経済新聞
原油価格が電気料金に反映されるには３～５カ月程度、ＬＮＧの場合は半年～１年程度かかる。14年夏まで１バレル100ドル台だった原油価格は15年初めに40ドル台まで下落。その影響が今春ごろから電気料金に表れ始めた。ＬＮＧ発電が多い東京電力では10月の電気料金が7481円と２年半ぶりの低水準になった。
８月に入って原油価格は一時、40ドルを割り込んだ。これが反映される今冬以降は料金が一段と下がり、家計や企業の負担軽減につながりそうだ。ただ財務内容の悪化で基本料金を引き上げた北海道電力や関西電力では原油安の影響が減殺されており、料金の地域差が広がっている。
燃料価格の低下に甘えず、調達の見直しや高効率な発電設備への転換は進めていただきたいですね。