「クリーン・ディーゼルは実際にはそれほどクリーンではない」という研究結果が明らかに - Autoblog 日本版
この興味深い結果は、従来の施設内で行う試験法に替えて、車載式排出ガス分析装置 (PEMS)を用いて実路走行時の排出ガスを測定することで得られたものだ。PEMSは搭載したクルマの速度や加速度、産出される化学物質、そして道路勾配まで含む様々な一連のデータを提供する。今回の試験は、欧州の排気ガス規制ユーロ6を満たした欧州車12台と、米国の連邦基準Tier 2 Bin 5を満たした米国車3台による計15台のディーゼル車を使用して行われ、実験時間は140時間以上、累積走行距離は6,400kmに上った。
そしてその結果は、現在採用されている排出量の測定法に対する批判を裏づけるものとなった。ICCTによれば、PEMSテストのNOx平均排出量は、日常的に行われる坂道を登るなどの運転時に、欧州の排気ガス規制のユーロ6よりも7倍以上高い数値を示したとのことだ。「施設での試験でカバーできない条件を含む現実の道路走行において、排出量を十分に制御することができていないという実質的な証拠である」と述べられている。
だが、現在のディーゼル・エンジンの排出削減技術は欠点だらけというわけではないようだ。NOxは規制されたレベルをはるかに超えていた一方、一酸化炭素や炭化水素はユーロ6を下回っていた。
今年の4/14の記事で、自分も読んだ記憶はありましたが「(実走行で多いのは)そんなの当たり前じゃん」というくらいにしか思っていませんでした。
<VW規制逃れ>ドイツ国内では米上回る280万台 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース
また、ドイツのドブリント運輸相は25日の議会答弁で、検査逃れの不正の対象車がドイツ国内で280万台に達することを明らかにした。VWは問題に関わる車両が全世界で約1100万台に上ると発表しているが、地域別の台数は明らかにしていない。米国で発覚した48万2000台をはるかに上回る規模の不正が、本拠地のドイツで行われていたことになる。独政府はVWへの調査を行うとともに、同社以外の独メーカーにも不正がなかったか調査を進める方針だ。
不正ソフト入りのECUがデフォルトだったのでしょうね。