ドイツ経済は過大評価されてきた! フォルクスワーゲン不正で露呈したドイツ企業「グローバル化」の限界 (現代ビジネス) - Yahoo!ニュース BUSINESS
この問題がドイツ経済全体に与える影響については、悲観論、楽観論が入り乱れている。楽観論者の中には、「これは、米国の厳しすぎる排ガス規制に問題がある」として、自動車事故のような直接的被害が生じていないことから、それほど問題視すべきではない、という見方の人も少なくない。
だた、9月28日のニューヨークタイムズ紙は、「フォルクスワーゲンの偽証問題で、いったい何人の死者が出たのか?」と題した記事の中で、違法な排ガスによる大気汚染による健康被害が原因で死期を早めるであろう人の数は、世界中で年間300万人近くになり、2050年までにはその数は倍近くになるのではないかと論じている。
日本でも自動車評論家の中には「郊外でのNOx排出は健康被害がない」という人もいますね。
でもシュバルツバルトが酸性雨で枯れたのは、硫黄酸化物だけでなく窒素酸化物にも原因がありました。
酸性雨の原因は化石燃料の燃焼や火山活動などにより発生する硫黄酸化物 (SOx) や窒素肥料由来の窒素酸化物 (NOx) 、塩化水素 (HCl) などである。これらが大気中の水や酸素と反応することによって硫酸や硝酸、塩酸などの強酸が生じ、雨を通常より強い酸性にする。
欧州の排ガス規制がNOxに対して緩かったのは別にNOxが有害性が低いからではなく、環境に対するコストと利便性や経済性とのバランスをとっただけですね。